ケアマネージャーってどんな人?

2015/06/14

ケアマネージャーという職業をご存知でしょうか。

介護支援専門職員の資格を有する、現場の介護職員の頂点に立つ、介護の良し悪しを左右する頼もしい存在です。
ある日突然、介護生活に突入した場合に一番頼りになる存在、と言っても過言ではないかもしれません。

 

1 介護スタート 最初に出会うのがケアマネージャー

介護認定を受け最初に出会う介護の専門家、それがケアマネージャーです。

ケアマネージャーとは、介護福祉士や看護師など保健、医療、福祉に関係した資格を持ち、5年以上通算900日以上の実務経験を積んだ者だけが受講できる「介護支援専門員実務研修」を受け、試験に合格した者、だけが就くことのできる専門職です。ケアマネジャーそもそもケアマネージャーの行う、ケアマネジメントとは何でしょうか。

介護保険法では、「要援護者やその家族が持つ複数のニーズと社会資源を結びつけることによって、要援護者の生活の質を高めること」と定義されています。

経験と知識を合わせもつケアマネージャーは、ケアプランを作成するプランナーであり、介護サービスの手配をしてくれるマネージャーであり、介護保険の給付や管理をしてくれるエキスパートであり、家族と現場をつなぐ架け橋でもあるのです。

 

 

2 ケアマネージャーのお仕事

ケアマネージャーの多くは、地域の福祉や介護の中心的位置をなす包括支援センターや介護支援事務所に所属しています。
介護認定を受けると紹介してもらえますが、この出会いが要介護者とその家族の介護生活を大きく左右すると言っても過言ではありません。

彼らは、要介護度の段階によって異なる介護保険料の範囲内で、介護を必要とする高齢者やその家族の要望を聞き、身体的な状態などを考慮しながら最善のケアプランを立ててくれます。
在宅介護の場合は、週に何回デイケアを利用し、どの施設を利用するのか。そちらの連絡もケアマネージャーの仕事です。また、自宅で必要になる介護用品のレンタル、家で入浴サービスを受けるための手配なども仕事です。

突然の介護状態に戸惑っている家族と高齢者の手足となって動いてくれるのが、ケアマネージャーなのです。

 

3 良いケアマネージャーとの出会いが幸運な介護への道

ケアマネージャーは、実に多忙で20人、30人の要介護認定者を担当していることもざらです。ですが、その仕事ぶりで介護生活の9割が決まってしまうともいわれています。

 

我が家でも父の要介護認定がとれたとき、ケアマネージャーとのお付き合いが始まりました。彼女はとても評判の良いケアマネージャーでしたので、担当が決まった際にホッとした思いをしました。

実際に、どこが良かったかというと、仕事が早いのはもちろんですが、父の状態をよく把握した上で、家族にも情報を丁寧に教えてくれた、という点が挙げられます。
当初、父は週3回のデイケアに通っていました。3回とも別の施設だったのですが、どの施設が父のお気に入りで、どのように過ごしているのか、他の利用者とはどんな感じなのかなど、家族が安心する材料をよく伝えてくれました。
父がデイケアを楽しんでいる。それが家族にとって大きな安心につながりました。

また、家族の事情にも精通し、まだ元気だった母が介護生活者にならないようにとアドバイスもくださいました。
掃除や洗濯など自分でできることを自分のペースにさせるようにする。放任にも見えるかもしれませんが、それが身体機能の維持につながり、衰えの防止になると教えてくれました。

それまでも母には自分のことを自分でするように言っていたのです。ただ、高齢の母にたとえ自分の衣服の洗濯とはいえ、家事をさせることへの後ろめたさもあり、ケアマネージャーの一言で救われた思いがしました。

高齢者が楽しい毎日を送ることができ、家族に安心をもたらしてくれる。
これこそがケアマネージャーという存在なのでしょう。

 

 

【参考資料】
ケアマネージャーになるには
プレジデントオンライン「なぜ、残念なケアマネージャーがのさばるのか」
介護のほんねニュース「知っておきたい、ケアマネージャーのお仕事」