お金持ち限定の豪華高齢者介護施設

2015/06/14

お金持ちもそうでない人も皆平等に年を取る。当然、自分や家族が介護施設を利用する可能性も同等にあるのだが、富裕層対象の介護施設はやはり違う。ケアサービス、食事、共有スペース、居住空間など、どれをとってもまるで高級ホテルのようだ。もちろん入居金や月額利用料も破格である。そこで、日本にはどのような高級介護施設があるのか、いくつか紹介したい。

 扉

神奈川県横浜市の『コンフォートガーデンあざみ野』は、5,000坪の広大な敷地のうち3,000坪が広大な庭園だ。セコムが運営しているため、当然セキュリティ対策も万全。また公的な人員配置基準の2倍のスタッフを擁し、ケアスタッフと看護師が24時間常駐している。吹き抜けのロビーにはシャンデリアやピカソのオブジェなどが配され、洗練された雰囲気が漂う。

食事は栄養サポートチームが健康に配慮したコンフォートフード(心和む料理)を提供。入居者の体調に合わせた食事内容となっており、旬の食材を入れた定食や特別食のほか、家族などが来館したときのために、予算に合わせたフルコースや和食会席も作ってもらうことができる。

入居一時金は65歳~75歳で6,650万円~2億1,050万円、プラス保証金300万円となっている。

 快適な空間

 

東京都世田谷区にある『サクラビア成城』にも、その卓越したサービスに注目が集まっている。食事は和風庭園をのぞむレストランで。常時30種のメニューが用意され、季節に沿った、あるいは体調や病状に合わせたメニュー、ルームサービスなど、入居者一人ひとりの要望に対応してくれる。毎週木曜日には、名店“美登利寿司”の板前によるお寿司の出張サービスがある。

フロントにはコンシェルジュが常駐。ルームキーや届け物の預かり、電話や来訪者の取次、モーニングコールや各種設備の予約などのサービスを受け付けている。また、10階にある開放的なスカイラウンジには、富士山や浅間山などの山々の眺望を堪能できる。

施設に併設されているサクラビアクリニックには医師が24時間365日常駐し、診療や健康相談、人間ドックなど、総合的な医療サービスを提供。そのほか著名アーティストを招いたコンサートや、バスツアー、ヘリコプターツアー、ゴルフ相談会、花火クルーズなどイベントも盛りだくさんだ。

入居一時金は8,750万円から3億7,000万円となっている。

 

京都府京都市の『ロングライフ京都嵐山』は景勝地・嵐山にあり、施設の佇まいも老舗の和風旅館のようだ。敷地の中央には回遊式の日本庭園があり、しっとりとした美しい庭と季節感を楽しむことができる。社内には開発チームが設けられており、ケアの専門家として建築家、設計士、造園家、インテリアデザイナーなどがミーティングを行い、入居者の五感からアプローチしているという。

医療体制は、看護師が常勤しており、協力医療機関とのオンコール体制など24時間入居者をサポート。コンシェルジェは、喫茶サービス、買い物の外出など、さまざまな入居者の要望に応えている。

入居一時金はマンションタイプで3,200万円から9,600万円。

 

ため息が出るような高級介護施設の数々。内装の豪華さやイベントの充実度はもちろん、しっかりした医療体制、介護体制、セキュリティがその魅力といえるだろう。元経営者や元開業医など、限られた富裕層がセカンドライフを送る場所だが、何ともうらやましいかぎりである。

この記事を書いたライター

K Yoshi
K Yoshi

親が高齢になり、自分が介護者になる可能性が出てきてはじめて、ライフエンディングを意識するようになりました。
自分らしく人生を締め括るために、また大切な家族に幸せな最後を迎えてもらうためには、十分な準備が不可欠です。「終活」には前向きな意味が込められていますが、それに関連したさまざまな情報をお伝えすることで、より良い人生のエンディングを実現するお手伝いをしたいと思っています。