終わりの見えない道、介護の為退職するべきでしょうか?

2015/06/14

『親の介護状態がすすみ、介護のために仕事に支障がでています。
何をしてもうまくいかない、会社に迷惑をかけているのがわかるだけに退職したいんです。』

高齢化社会、団塊の世代が次々に高齢者となっている今。このような気持ちで、離職への道を選ぶ人が増えています。
その数10万人。
その離職は、いまや社会問題となりつつあるのです。

悩み

家計を支える人がいて、奥さんがパートを離職しましたってのならまだいいでしょう。生活はなんとかなるからです。
年金がすぐもらえるという方も支障はないと思います。

ですが、もっと働き盛りの人たちにも介護の道はやってきます。子供が一人で親二人を診る事や、痴呆がすすんだ場合、どうしようもない理由で仕事に支障がでてくる事があります。
私も実際他人事ではありません。

その時私たちの選べる道は何があるのでしょうか?

 

介護のために、退職する前に他者の力を借りましょう!

介護の話で一番問題になるのは家の中で完結させようとして、社会に対して閉じてしまう事です。家族が中心でやるのはいいが、他に助けを求めないでやる状態になって、気づいたら色々追いつめられてしまっている。

まずは、退職して家でという事なので、在宅介護を中心に考えていきます。
考えられる介護の主なサービスには下記のものがあります。

・ホームヘルパー

・デイサービス

・老人ホームのショートステイ

仕事を続けられている以上、すでにいくらか利用されているものかと思われますが、要介護状態が進んでいるように感じられるのでしたら、再度要介護認定を受けられるかケアマネージャーさんに相談してみてください。

握手

要介護度によって、受けられるサービスの上限額や回数が違います。
つまり、今までより沢山利用できる可能性があるのです。
痴呆の方だとデイサービスを受ける日数を増やせたりすれば、家にいないといけない状態が緩和されます。
そういった仕事と家族の状態を相談して、ヘルパーさん一つでも来てもらう時間帯の調整をすると仕事への影響を最小限に留められる可能性があるのです。

また、施設への入所優先順位も変わってくる可能性があります。

まずは、仕事を辞めるしかない、ではなくて、ケアマネージャーさんに相談から始めてみましょう。

 

終わりの見えない道、仕事は最後の砦です

介護だけ乗り切れれば人生安泰ではありません。
その後にも人生は続くのです。

家族が自分一人だからという人もいるかと思います、それでも出来る限り職を手放す道を選ぶべきではないです。ストレートに言えば、残るのはがんばったけど履歴書にも書けない無職期間、40代を超えていると再就職は非常に難しいでしょう。

20代の若い子が介護の担い手になる事もあります。親がもう体力がないから、親は役職についていて仕事を止められないから若い子供世代に介護を頼むという場合があります。それでがんばっても、介護が終わっての人生、その無職期間が重くのしかかってきます。家にこもることで婚期を逃してしまう場合もあります。

時短でも何でもとれるものはとる、職場の風当たりは理屈ではありませんから冷たいものはあるかもしれません。

迷路

辞めてくれと言われるまで続ける

一度職を離れてしまうと戻る事は難しいです。家でその人がする介護が当たり前になり、仕事を辞める事でお金も無くなり、ヘルパーさんたちを呼ぶ事もできなくなります。悪循環から逃れられなくなる事になります。
仕事を続ける事も、色々つらいとは思います。ですが、胸をはって自分の人生を守ってください。