介護が必要な親を病院へ。要介護状態が進みませんか?

2015/06/14

介護が必要な人を病院に入院させると、要介護状態が進む。
よく言われる話、そんな不安はありませんか?

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要介護状態として指すのが

・身体の機能的なものに対してなのか
・認知症等の症状によるものなのか

という事で、いくらか分けて考えられます。さらに、病院に入院する目的は病気か、リハビリかで変わってきます。

何故要介護状態が進むと言われているのでしょうか?それぞれの理由を見ていきたいかと思います。

病気になった事での入院

要介護状態の進みを心配したところで、病気になったら行くしかありません。

年齢が上がるに従って、風邪等の軽いものが、肺炎まで行く重篤なものになる事が多々あります。その際、要介護状態が進むかもと考えたとしても、命の危険があるのに行かないという選択肢はなかなかないかと思います。そういう状態での入院ですと、ベッドから動けません。

動く力もないというのが正解でしょうか?

その状態が続くと、筋力が落ちて動けなくなる。ひどい時には寝たきりへのきっかけになっていきます。病院に行くと寝たきりになるというイメージはそういう理由があるのです。

病気に加え、環境が変わったストレスで認知症の方にも影響があります。

ですから、ある程度健康な状態で老人ホームに行くより、病院に行くと一気に要介護状態が進んでしまうというイメージになるのも無理はないのです。行く状況が違うという事なのです。

ただ、無理をして自宅で看護したとしても、命の危険があるばかりか、その状態で歩かせるという事は考えづらいので同様に身体的要介護状態が進んでしまうと考えられます。やはり、寝たきりになる可能性はありますし、病気が長引く事でよりその可能性は高まります。

要介護状態を恐れて、むやみやたらと入院を避けてしまう事は止めた方がいいのです。

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身体的なリハビリのための入院

病院に行く理由が、身体的な要介護状態の進みに関してであれば、リハビリを専門とする病院もあります。
勿論全く全身健康な人がいつでも入れるわけではありませんが、病気か加齢かで手足が何らかの形で不自由な方ですと、入れる可能性があります。

何らかの欠損があったり、動けなくなって体のリハビリが必要な場合、自宅でリハビリをすることは限界があります。そういった場合専門的な病院でケアしてもらうことが、身体能力の維持に有効な事もあるのです。
どこにあるかわからないと思われるかもしれませんが、ここを見られている方であれば、インターネットの検索サイトで、『リハビリ 病院院 住んでおられる地域』等キーワードで検索されると探すことができます。

ただ、勘違いのないように言っておきますと、怪我をした若い人のリハビリと、年齢を重ねた人のリハビリは違うのです。
身体機能のある程度の回復と維持は可能ですが、歩けなかった人が普通になるという事までは期待してはいけません。

加齢による身体機能の低下は自然の摂理です。それを避ける事は完全には無理なので、完全に治ると望む事が、現実とのギャップで当人も周囲の心も折ってしまう可能性があるのです。
年とともに身体機能は落ちる。その中で、できるだけ機能を維持し、生きていく幸せを維持していくことがリハビリの目的なのです。

 

環境の変化による認知症の進みは、どこにいってもあります

人は年をとるにつれて環境の変化に弱くなっていきます。

・自宅でも、体が痛い、熱が出た、体が動きにくいという事で、部屋にこもりがちになる。
・一人暮らしで誰も話す人がいない。
・老人ホームに行っても知らない人、知らない環境に住む事で一気に環境が変わる。
・病気で入院した事で、環境が変わる。

どれも、認知症が進むきっかけとなったりしますが、ある意味どうしようもない事ばかりです。
もし、ご家族で近くにおられるのでしたら、自宅でも老人ホームでも病院でも、できるだけ顔を見せてあげてください。

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特に病気で病院に入院する時は、身体的つらさも加えて不安で心細いものです。
顔を見て話をする。病院内を散歩し、一緒にお茶を飲む。
特別な事は要りません。貴方の家族を気遣うその気持ちが、認知症が進むストレスから家族を守ってくれるのです。