愛がなければ務まらない。施設職員のホンネ

2015/06/16

ここ数年、介護施設職員による要介護者への虐待のニュースが数多く取り上げられるようになりましたね。社会的弱者に対する虐待などは、本当に許されてはいけない行為です。

ではなぜ、このような悲劇が起こってしまうのでしょうか?

その背景には、介護施設の慢性的な人手不足があります。
そのような事情から、精神的に、肉体的に追い詰められた介護職員が要介護者に対して暴挙を働いてしまうというケースが急増しているようです。

ですがその反面、要介護者に対して心から愛情を持って接している介護施設職員も少なくはありません。

ある介護施設に勤める40代・男性介護施設職員は、次のように語っています。

「この施設の入所者は高齢であるため、ご自身の身の周りのことを処理することができない方が殆どです。つまり、私たち職員が頼みの綱であるということです。それはイライラすることもありますよ。こちらの言葉を理解して頂けなかったり、言うことを聞かいて頂けなかったり・・・。また、年齢を重ねると非常にワガママになる方も多いと感じています。
ですがそれは、ご自身の意思とは反して思うように身体が動かなかったり、私たちに対して意思を伝えるのが下手だったりするのが原因で起こることです。
私はこのような方々に対しては、わが子のお世話をするような気持ちで接することにしていますよ。つまり、できる限りの愛情を注いであげるということですかね」

 

年齢を重ねるとワガママになる。つまりそれは、子供返りしていると解釈してよいということなのでしょう。

 

■介護施設職員に向いているのはこのような人

最も重要なことは、介護を必要としている方の話をじっくり聞く耳を持っているかどうかということです。小さな子供を見ているとわかりますが、自分の意思が母親に伝われないと癇癪を起こすことがありますよね?このようなとき、その母親が恐ろしい形相で叱り飛ばしたら、その子供は委縮し、やがては体調が悪くなっても母親にうまくその状態を伝えることができず、大事に至ってしまうことも考えられます。

介護施設に入所している要介護者の方々の多くが子供返りしているとしたら?

やはり、小さなお子さんのようにワガママを言ったり癇癪を起こしたりするのも無理はないということになります。

つまり、少々イライラすることがあっても、要介護者の訴えをきちんと聞く耳を持つことが大切であるということですね。

愛情を持って忍耐強く接すること。これが介護施設職員に求められる最も重要な事項であるということなになるでしょう。

そして、忘れてはならないのが体力です。それは、介護施設職員などの医療に携わる方々は、いつどのような状況が起こっても迅速に対応することのできる体力が必要だからです。

 

愛情と忍耐と体力。介護施設で仕事に従事する方々に、熱いエールを送ろうではありませんか。

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この記事を書いたライター

山田 美羽
山田 美羽

命には限りがありますが、最終章を迎えるまでには案外多くの時間が残されているものです。ただなんとなく過ごして最終章を迎えるのか、限りある時間を自分なりにコーディネートして楽しく過ごすのか。終活は2文字で構成されていますが、それが持つ意味はとても深いのではないかと思います。

セラヴィで執筆させて頂くに当たっては、皆様方のこれからの人生がより楽しく塗り替えられることを願い、有益な情報を発信し続けて行こうと考えております。