自分のお葬式は自分のもの。準備だけでなく、生前に予約することも。

2015/06/16

自分についても、近親者についても、お葬式のことはあまり考えたくない、という人が多いのではないでしょうか。“死”と直結することだから仕方ないのかもしれません……。

確かに、お別れは寂しいこと。

しかし、だからこそ、その最期である、お別れの儀式が納得のいかないものだとしたら?

遺された人たちはずっと後悔し続けることになるかも知れません。

 

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お葬式の話題はタブー?

自分のことならともかく、親や兄弟のこととなると「お葬式」と口にするのは、はばかられるような気がします。お葬式の話ができないばかりか、考えることさえ禁忌にしていませんか?

絶対に訪れる“死”は、考えないようにしても、遠ざけられるわけではありません。

 

年老いた両親のために、重い病気の近親者のために、あるいは将来の自分自身のために、亡くなった時のことを準備するのは、決して忌むべきことではありません。

 

お葬式の準備は悲しいこと?

人が亡くなると、近しい人たちはかなり慌ただしくなるものです。

中でも、お葬式はすぐに行わなければならないものですから、その目まぐるしさは特別かも知れません。

もしも何の準備もせずに、その日を迎えてしまったら、さぞ混乱するでしょう。果たしてそれで、十分なお別れの儀式ができるでしょうか。

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亡くなる故人にとっても、遺される人にとっても、納得のいくものになるように、お葬式について話し合っておくべきでしょう。

どんな場所がよいのか。どんな規模にしたいのか。誰を呼びたいのか。あるいは、お料理や返礼品、予算のことまで相談してもいいかも知れません。

 

そうして、さまざまに決めておくことにより、最期の不安をほんの少しですが取り除けるでしょう。

お葬式を執り行うその時が来たとしても、故人を思うゆとりが生まれることになるのではないでしょうか。

 

生前予約が増えています。

家族で、お葬式のことを話し合うことができたら、思い切って葬儀場へ見学に行ってみてはいかがでしょうか。

自分のお葬式には出席できませんが、どんなところで葬儀が行われるのかを自分の目で見ることはできます。

家族で話し合うだけでも、準備はある程度できるでしょう。さらに専門家に相談すれば、疑問があっても解消してくれます。

相性の合う葬儀社や場所が見つかったら、生前予約してみませんか。

生きている間であれば故人の細かな要望も伝えられますし、より具体的に、お葬式のイメージや費用のことを想定できるようになります。

そして何よりも、亡くなるその時、ご自身にとっての大切な人たちが慌てることなく、故人とのお別れの時間を、落ち着いた気持ちで、ゆっくりと過ごすことができるようになります。

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自分ひとりですべてを決めてしまう場合であっても、近しい人に連絡先などを知らせておくと滞り無く葬儀ができるでしょう。

 

 

お葬式は、故人のためのものであるにもかかわらず、故人の遺志を無視して、あるいは意志を確認することもなく行われるのでは、結果として後悔が残るものになることもあります。

自分のお葬式を、周囲と相談しながら自分自身で決めることは、旅立ちのあるべき姿であるのかもしれません。