おひとりさまに朗報!「墓友づくり」で死後の心配も不要に

2015/06/16

「墓友」という言葉を知っていますか?最近では、終活がテレビや雑誌でよく取り上げられるようになり、墓友も誰しも一度は耳にしたことがある言葉になってきたのではないでしょうか。某テレビドラマでも世にも奇妙な墓友について放映されましたね。

 そんな墓友ですが、実際は奇妙でも怖いものでもありません!老後や死後に不安を抱いているおひとりさまにとって魅力的な取り組みなんです。

 

年々多様化するお墓のカタチ

 近年では、晩婚や少子化だけでなく、生涯独身「おひとりさま」の人生を選択する人も増えてきました。日本人のライフスタイルの変化は、もともと家族で継承するものであったお墓のカタチにも変貌をもたらしてきています。もちろん家族で継承する石のお墓の形が従来の和型墓石のほか、個性的なデザイン墓石やガラスでできたお墓など、形状そのものの選択肢が増えたということもありますが、一方で管理者に永代供養を任せることで後継者が不要となる「納骨堂」や、海や山林への「散骨」、樹木を墓標とする「樹木葬」、遂には遺骨を宇宙に打ち上げる「宇宙葬」なんてものまで出現してきました。年々、お墓の在り方が多様化してきているんです。

樹木葬

注目の「墓友づくり」

 そんななか注目されつつあるのが、墓友。文字通り、一緒にお墓に入る友人を意味しています。もともと仲の良い友人同士で共同墓(納骨堂や樹木葬など共同で入ることのできるお墓)に入るということも墓友と言えますが、全くの赤の他人同士が一緒にお墓に入るために友達になる「墓友づくり」なんて取り組みも行われているんです。

 最近では、共同墓が併設された高齢者住宅もできたりしていますよね。この住宅こそないものの、共同墓をつくったうえでそのお墓に入ることを生前契約した者同士の交流を促進させる取り組みがあります。これこそが、まさに墓友づくり。生前契約者同士の交流イベントを開催したり、葬儀や死後の事務処理などについて取り決めを行ったり。このような取り組みを日本で最初に始めたのはNPO法人エンディングセンター(東京都世田谷区)です。“墓友”という言葉の発祥も同団体からだとか。現在では、さまざまな組織・団体が全国各地で終活セミナーを実施しており、自分の老後や死後について考える人たちが増えてきたなか、墓友の取り組みにも注目されるようになってきました。

コミュニティ

元気なうちに老後や死後について考えてみませんか?

 元気なうちは、お墓のことや死後のことを考えるのはなるべく避けたいと思ってしまうかもしれません。しかし、これらについて早いうちから考えておくことは決して後ろ向きなことではありません。安心した老後を迎えるための“明るい取り組み”なんです。自分の老後や死後に不安がありがちな後継ぎがいない夫婦や夫・妻に先立たれてしまった人、そして、おひとりさま。一度、墓友づくりについてちょっと考えてみませんか?

この記事を書いたライター

まつい
まつい

これまで全国各地の石材店や納骨堂の取材をしてきました。
最近は「終活」という言葉をよく耳にするようになったものの、なにから始めればいいかよく分からない人も多いはず。そんな方々のお役に立てるように、終活にまつわる情報をお伝えしていきます。
終活を通じて、自分のこれまでの人生を見つめ直し、そしてこれからの人生に備えていきましょう。きっと自分にとっても家族にとっても、充実した幸せな暮らしにつながるはずです。