共同墓が併設された老人ホームも出現、安心した老後を迎えるために

2015/06/16

自分の老後や死後のことが心配ではありませんか?経済的な余裕があって、後継ぎがいて、それでいてお墓もあるならば大丈夫だとは思いますが、核家族化が進んだ今、自分の老後や死後について不安を抱く人も増えてきているに違いありません。全国各地で終活セミナーが普及してきている背景もここにあるはずです。安心した老後を迎えるためにも、自分の住処やお墓について今一度考えてみませんか?

 

どこで暮らす?

 老後、どこで暮らしますか?「子供には負担をかけたくない」「嫁に気を使うくらいなら、気楽に一人で暮らしたい」なんていう意見もよく聞くようになってきました。とはいえ、持ち家があったとしても、配偶者に先立たれてしまったり、介護が必要になったりしたら・・・と考えると不安は残りますよね。最近では、介護・医療と連携したバリアフリー設計のサービス付き高齢者住宅なんかも出てきました。びっくりするくらい高額なホテルのような高齢者住宅や共同墓が併設されたようなところまで、その種類はさまざまです。

 

老人ホームで墓友づくり?

 いま、共同墓が併設された老人ホームの需要が高まってきているようです。「お墓を後継できる人がいない」「子孫にお墓の維持や管理の負担をかけたくない」「高額なお墓を買うための経済的な余裕がない」「身寄りがない」など、その理由は色々あることでしょう。入居者同士は一つ屋根の下で暮らすだけでなく、一つのお墓に共に入ることになるので、亡くなるまでに交流を深めることでいま話題の“墓友づくり”にもつながりますよね。

 

共同墓付きの老人ホーム

 この共同墓付きの老人ホーム。具体的には、施設近くの霊園などに共同墓が建設されていることが多いようです。老人ホームの入居者たちは死後にこちらに埋葬されますが、運営団体が永代に亘って供養・管理してくれるので後継者等の心配をする必要はありません。もちろん老人ホームで暮らしていたので、孤独死等の心配もいりませんよね。また、施設によっては合同供養祭が執り行われたり、入居者の配偶者も一緒に埋葬できたりすることもあるようです。これからサービスもより一層多様化してくると考えられます。

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老後だけでなく、死後のことも考えておこう

 ひと昔前ならば「老人ホームに入るのはかわいそう・・」なんて意見もよくあったかと思いますが、時代は変わってきました。自分の老後や死後について、“事前に”そして“主体的に”考えておくことは、安心した老後を迎えるにあたって非常に重要なことなんです。

 共同墓付きの老人ホームでは、当然ながら介護や孤独死等の心配をする必要がないだけではなく、その先“死後”の心配さえも不要になってしまうんです。人々のライフスタイルや価値観が多様化していている今、共同墓付きの老人ホームも“アリ”ではないでしょうか?

この記事を書いたライター

まつい
まつい

これまで全国各地の石材店や納骨堂の取材をしてきました。
最近は「終活」という言葉をよく耳にするようになったものの、なにから始めればいいかよく分からない人も多いはず。そんな方々のお役に立てるように、終活にまつわる情報をお伝えしていきます。
終活を通じて、自分のこれまでの人生を見つめ直し、そしてこれからの人生に備えていきましょう。きっと自分にとっても家族にとっても、充実した幸せな暮らしにつながるはずです。