在宅介護中に亡くなってしまったら

2015/06/22

医療も万能細胞など非常に多くの発展を繰り返していますが、人の命には必ず終わりがあります。もし将来、永遠の命が叶えられるとしてもそれを望む人・望まない人は大きく分かれるでしょう。

そして現代は少子高齢化が進み、介護職の需要も非常に高くなっています。
介護職員は高齢者を抱える家族にとっては、なくてはならない存在です。
しかし、公益法人日本ホスピス・緩和ケア研究財団が行った2012年のアンケート結果によれば、介護される当人の8割程度は最期を自宅で迎えたいと願っています。

介護施設や病院に預けられることで、延命処置をすることは可能です。しかし、それはあくまでも家族側の満足であり、当人が望んでいるかどうかは別になります。
全身チューブや点滴に繋がれ、薬剤によって命だけ長引かされるより思い出深い自宅で看取られたいと思う人も少なくありません。

実際に自宅での最期を迎えられる人はまだまだ少なく、最終的には危篤状態などのタイミングで家族が救急車を呼び、病院で亡くなるというケースが多いのです。
そんな中でも、在宅介護で最期を迎えるという人がいます。
もし在宅介護で亡くなった場合、その後どのようにすればいいのでしょうか。飛び交う情報の中では警察を呼ばないとだめなの?などの疑問も多く見受けます。

そこで今回は、在宅介護中に亡くなった時の対処方法についてお話していきましょう。

 

在宅で亡くなった場合は、訪問介護・訪問医師との連携が大切!

在宅介護中に亡くなってしまったら

■1:亡くなる前に訪問介護や訪問医師と摺合せ

在宅で介護をする場合、定期的な訪問診療を受けるのが一般的です。
もし在宅での看取りを本人が期待してる場合は、事前に訪問介護士や医師とその後の対応について摺合せを行っておきましょう。

家族は在宅で看取ることを覚悟していても、何も知らない訪問医師や介護士が救急車を呼んでしまうかもしれません。事前に容体が変化した際の対応などは本人ともよく話し合い、決めていた方がトラブルになりにくいでしょう。

在宅介護を始める際には、自宅でも看取りから訪問介護、診療などを一貫して担当してくれる在宅医を探しておくことが大切です。

 

■2:当人が在宅で亡くなったら

介護対象者が在宅で息を引き取った時、警察などを呼ぶ必要はありません。
何か不審死などの要素があれば別ですが、事前に分かっていた通りであれば専属の訪問介護士や医師に連絡しましょう。
担当医が死亡診断書を発行してくれますので、その後は担当医の指示に従って手続きを進めていけば問題ありません。

在宅で最期を看取るのは非常に覚悟がいります。しかし、長年の親への親孝行として最大限協力してあげたいですよね。もし在宅での看取りに疑問点がある場合は、在宅医などに連絡して相談してみるとよいでしょう。