祖父母から孫へ、孫へ相続できるのか?

2015/06/25

孫に財産を相続させたい、と考えている方もいるのではないでしょうか?

基本的には、子供が相続を放棄しても、孫を相続人にすることは認められていません。
ですが、以下のような場合、孫でも財産を相続することができます。

 

祖父母から孫へ、孫へ相続できるのか?

孫が相続できるケースとは?

被相続人の子供が、被相続人よりも先に亡くなっていた場合、孫はその子供に代わって相続人になることができます。
これを、代襲相続といいます。原則的に孫が相続人になれるケースは、代襲相続のみですが、以下の方法を使用することで、子供が生きている場合でも孫に財産を相続させることができることもあります。

まず、そのひとつとしては、遺言状に孫へ財産を相続させる旨を記載することがあげられます。ただ、この方法で孫を相続人にした場合、科せられる相続税が20%増しになってしまいます。

次に、孫と養子縁組をするという方法があげられます。
養子縁組を孫と結ぶことで、孫を実子扱いできるため、法的に咎められることなく孫に財産を相続できるほか、遺言で相続させる方法に比べて減税にも繋がります。

 

生前に贈与するという方法

孫に財産を相続させる方法についてご紹介しましたが、何も自身の死後の相続に限定して考える必要はありません。生前贈与という方法もあります。

以前は、贈与税が割高でしたのであまり合理的な選択ではありませんでした。ところが、平成15年度から稼動した税制改正(正式には相続時精算課税制度)により、非課税の範囲が相続にかなり近くなり、またそれを超えた場合の税率も抑えられたことでこのハードルが基本的に解消されました。

生前に財産を贈与するメリットとして、当事者から感謝の気持ちを貰えることや、自身の死後、節税の対策にも繋がることなどがあります。

自身が相続税対象となる不動産を所有している場合、その不動産から得た収入は相続税の対策をする相続人の収入になります。また、固定資産税や火災保険料などの経費を差し引いた利益があれば、それを相続税対策に当てることもできます。
収入を生む不動産であれば、生前に不動産を贈与することで、孫の所得とすることもできます。よって、死後に相続するよりもより合理的かもしれません。

また、財産を生前に贈与しておけば、孫の教育資金にそれをあてることもできます。よって、子供が負担する教育費を軽減することもでき、孫に高い水準の教育を受けさせることも可能です。

手順としては、孫の名義で預金口座を作り、その口座に遺産となる財産を生前に振り込んでおくことで孫に贈与されることが多いようです。

 

以上のような方法を使用すれば、自分の死後、残された人たちの生活を間接的に援助ができるとともに、感謝の気持ちを生前にもらえることができます。また、生前に財産を贈与しておけば、相続税の対策になり、遺族たちの負担も同時に減らすことが可能です。