再婚でそれぞれ連れ子がいる場合の相続

2015/06/25

両親が再婚同士、それぞれに連れ子がいる時の相続は?

近年、離婚や再婚をする方たちが多く見受けられます。よって、親の再婚相手に連れ子がおり、兄弟、姉妹が突然できることもあります。

では、両親が再婚しその配偶者に連れ子がいた場合、配偶者と連れ子は、相続人になれるのでしょうか? 

両親が再婚同士、それぞれに連れ子がいる時の相続は?

相続には血縁関係が重要視される

配偶者は再婚していても、入籍を完了していれば相続が認められます。ですが、連れ子は故人の財産を相続することができません。

配偶者の場合、故人と血縁関係を結んでいるため、遺産を相続させることが可能です。しかし、連れ子の場合通常、故人と直接の血縁関係が存在しません。よって、相続人として、遺産を相続することが認められていません。

もし、連れ子に財産を相続させたいと考えているのなら、生前に連れ子と「養子縁組」を結ぶ必要があります。養子縁組をするということは法律上、血縁関係が発生し、実子と同じ扱いになり相続の権利が生まれます。

 

養子縁組について

養子縁組には、「普通養子」と「特別養子」の2つがあります。

普通養子の場合の遺産相続

普通養子は、戸籍上では実親との関係はそのまま残ります。つまり、義両親と実親両方と親子関係を結んでいる状態です。戸籍上、義両親との関係は養子という形になります。
普通養子は義両親、実親の遺産、両方を相続することができます。

特別養子の場合の遺産相続

特別養子の特徴は普通養子と異なり、実親との関係は完全に終了します。つまり、義両親が戸籍上、「自身の実親」ということになり、遺産を相続することもできます。しかし、実親とは事実上、血縁関係がなくなるため、こちらの遺産は相続することができません。

 

養子を増やせば、節税対策になるのか?

通常「法定相続人」は、民法上の法定相続人のことをいいます。民法上では、相続人の人数に制限はありません。しかし、実子がいる場合、遺産を相続できる養子は1人、いない場合は養子2人までと制約がついてきます。

 

では、両親が再婚同士であり、それぞれに連れ子がいる時は?

両親が再婚相手であり、それぞれ連れ子がいる場合もやはり血縁関係が相続に影響してきます。

被相続人(故人)と連れ子が養子縁組を結んでいれば、遺産を相続することができますが、養子縁組を結んでいない場合は相続が法律上できません。よって、このようなケースでは、被相続人が亡くなった時点での、血縁関係に注目することが遺産分割協議を円滑に進めるポイントといえます。