長女だけに財産を相続したいのだが…

2015/07/07

子供たちへの愛情に差のある私 長女だけに財産を相続したいのだけれど、これは可能なのだろうか

長女だけに財産を相続したい

次女とは気が合い、長女とはことごとく衝突する私

私は今年70歳を迎えます。妻は3年前に亡くなりましたが、私はまだまだ元気です。しかし、先のことはわかりません。私には今、35歳の長女と33歳の次女がおります。長女は子供はおりませんが出戻りで、次女は独身で同居しているので今は3人暮らしです。昔からなぜかはわからないのですが、次女とは気が合い、長女とはことごとく衝突してきました。いい大人がお恥ずかしいのですが、こればっかりは仕方がないのです。

 

そろそろ遺言を書きたい

周りの友人にはあきられたり、驚かれたりしているのですが、私はまだ遺言を書いたことがありません。しかし70歳を迎えるにあたり、きちんとしたものを作りたいと思っています。そこで財産の相続で、長女だけに財産を相続することが可能なのか調べてみました。

 

遺留分があるので、一人だけに財産を相続するのは不可能

結論からすると、慰留分があるので、一人だけに財産を相続するのは不可能。遺留分というのは、民法で定められている一定の相続人が最低限相続できる財産を意味します。これは原則として遺言によっても侵害することができないんです。

 

子供の相続に差を付けるのは争いのもとだとわかってはいるが

自分でも、子供の相続に差を付けるのは、争いのもとだということはもちろんわかっています。なるほど遺留分があるので、長女に独占的に財産を相続するのも難しいことも理解しました。でも、やはり納得できない自分がいるのも事実です。 子供の相続に差を付けるのは争いのもと

 

正当な理由が見つかれば差を付けることは可能だが

調べてみると、正当な理由が見つかれば差を付けることは可能だとわかりました。
とはいえ、私の場合のように、気が合う、合わないというレベルでは正当な理由にはならないでしょう。極端な例かもしれませんが、社会人になってから競馬やパチンコをする為に借金を繰り返し、それを何度も親に肩代わりさせたとか、それを注意したら暴力を振るわれて全治3ヶ月の怪我を負い入院を余儀なくさせられたといったことがあれば、これは正当な理由として認められ得るでしょう。

 

一番重要なのは、遺言書を残すこと

遺言書がないと姉妹の相続に差を付けることはできません。なぜなら遺産分割協議となるからです。この協議の場合は、相続人全員の合意が必要とされるために難航する可能性が高くなるでしょう。こういった事を避けるためにも遺言書は必要であるようです。 
私の場合は、次女が長女に比べ、身の回りの世話を親身にしてくれたとか、長女はことあるごとに私に対して批判的で、それによって精神的苦痛を強いられたというような文言を入れようと思っています。

この記事を書いたライター

久保田 雄城
久保田 雄城

「終活情報を伝える意味について想うこと」

私の母は、今年87歳だが元気に一人暮らしをしている。とはいえ87歳という年齢は当然若くはない。来るべき死に向けて準備をする必要であることは間違いない。これは母自身というより、むしろ息子である私の問題だ。
つねづね私は「よく生きることは、よく死ぬことだ」と考えている。終活とはまさにその「よく死ぬ」為の活動だろう。そのような意味において、私が伝える終活情報は皆様と同じように私もまた知りたい情報なのである。