「かかりつけ医」との付き合い方

2015/07/09

筆者の知人が脳梗塞で倒れた時、「かかりつけ医」が必要になることを知りました。初めは大学病院に救急で運ばれたのですが1週間ほどで退院することに。家族からしてみると「こんなに早く退院させるの?」と驚き困惑するばかりでしたが、後の治療は「かかりつけ医」に引き継がれることになりました。

かかりつけ医

高齢の方こそ「かかりつけ医」は大切です。

「かかりつけ医」は普段かかっていないといけない?

そこで大変困ったのが、これまでかかっていた「かかりつけ医」が通うのに遠い、ということでした。ある程度健康な時に(というのも変ですが)通っていた時には問題のなかった距離だったのですが。

知人が発症したのは「脳梗塞」ではありましたが、心臓で作られた血栓が脳の動脈に飛び血管を詰まらせるという「心原性脳梗塞」でした。再び心臓に血栓が出来ぬよう、薬での管理が必要でしたが、脳梗塞の後遺症により知人は半身にマヒが残りました。また心臓にも不安を抱えることになりました。車を運転するのは知人だけという悪条件も重なり、これまでの病院への通院はしばらく無理だと判断されました。

そこで大学病院は、自宅近くにある「連携医」を紹介してくれました。

 

連携医制度とは?

地域医療を円滑に進めるために大学病院など大きな病院は、高度な医療を必要としたり、急性の患者の患者を診る「急性期病院」の役割を担っています。
対して「かかりつけ医」は診療行為に加えて、健康管理上のアドバイスをしたり、高度な医療を必要だと判断し専門病院を紹介する役目もあります。

このように、「かかりつけ医」と高度な医療を行う基幹病院が連携するのが「連携医制度」なのです。

連携医制度

かかりつけ医との付き合い方

知人は新しい「かかりつけ医」にかかることになりましたが、大学病院からの医療情報の提供を受けてスムーズに治療を進めることができました。その後、消化器官にも異常が見つかりましたが、「かかりつけ医」から専門病院を紹介してもらい、紹介状やこれまでの検査結果など「医療情報」を持って無事に治療することができました。

このように、「かかりつけ医」は身近にあって自分の健康を守るためのお医者さんとなります。病気になってからあわてないためにも、地域で行われる健康診断などには積極的に参加し、「かかりつけ医」をさがしましょう。高齢の人の場合はとくに、自宅から通いやすいところにあり、全身の状態をみてくれる内科が望ましいといえます。
また、介護保険を申請する際には「主治医意見書」が必要になります。これは通常「かかりつけ医」に書いてもらうことになります。

年齢を重ねれば重ねるほど「かかりつけ医」の存在は重要になります。ただし、自分だけのお医者さんではないことを心にとめて信頼関係を築いていきたいものですね。

この記事を書いたライター

本間 純子
本間 純子

「色々なことがあったけれど、悪くない人生だった」と要介護の父、持病がある母に思ってもらえれば。そう願って、時には激烈なケンカをしながら一緒に暮らしています。
老いや病気はきれいごとでは済まないこともありますよね。それでも前に進んでいかなければなりません。人生の先輩方や支える家族の方々が、できるだけ元気で楽に暮らせるような情報をお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いします。