頼りになる存在、地元の葬儀社

2015/07/10

もし、あなたが喪主になったら、滞りなく葬儀を取り仕切る自信がありますか。お祝いごとなら事前に準備をすることができますが、葬儀は突然の出来事。ぶっつけ本番です。そんなときに頼りにしたいのが地元の葬儀社なんです。

 

■1 葬儀社の意義

かつてどの町にも冠婚葬祭に精通している世話人的な存在がありました。いざ、葬儀となるとその方の陣頭指揮のもと、地元の習慣や風習にのっとった葬儀を執り行うことができたのです。
でも、核家族化が進み、ご近所付き合いが希薄になった現在、そういう方も少なくなりました。でも、家族が亡くなったらお葬式をしなければなりません。役所に死亡届を出さなくては荼毘にふすこともできません。
通夜の席はどうする。お寺への連絡。と突然の不幸であるにも関わらず、葬儀は決めるべきこと行うべきことがとても煩雑で、家族は悲しみにくれている余裕もないというのが実態です。そういった場でかつての世話人以上の働きをしてくれるのが葬儀社なんです。 

地元の葬儀社

 

■2 地元の葬儀社ならではの強みがある

インターネットをのぞいてみると、葬祭、セレモニーという名称でたくさんの葬儀社の存在を知ることができます。中には全国規模で手掛けている大手まであります。
でも、私の経験からお勧めしたいのが、地元の葬儀社です。なぜならその土地ならではの葬儀に関する習慣や風習を熟知しているからです。

実は、私の地元では葬儀のさいお餅を供える習慣があります。枕飾りには5個のボール状のお餅、そして葬儀にも供えます。しかも、誰でもあげていいというものではなく、実家や子どもなど近親者があげるのがいいとされているんです。それも2種類あるんです。直径50センチ以上もある「おすわり」と呼ばれる大きな重ね餅と、桶にいれた小餅です。全国的には珍しい供物の手配がスムーズにできるのも、地元の葬儀社ならではの強みです。

もう一つ、私の地元ではお通夜は遺体で行いますが、告別式は荼毘にふしてからというのが一般的でした。でも時代の流れで今は、告別式を先にするようになりました。そんな変化も教えていただけますし、お布施の相場の変化などもこっそり耳打ちしてくれます。右往左往しいてた私たちには、とてもありがたいことばかりでした。 

 

■3 葬儀の変化の中でも対応してくれる地元の葬儀社 

葬儀業界も、今、変革の時代を迎えているといいます。大規模な葬儀から家族葬へと移行しているようです。まだまだ少ないとはいえ、それなりの規模の葬儀を経験した身としては、本当に親しい人だけで送るのも良いように思えます。知人で家族葬をした人がいるのですが、そのさいも地元の葬儀社さんが、地元の風習に見合わった家族葬を計画してくれたそうです。とても思い出深いお別れができたと喜んでいました。

突然の出来事にも臨機応変に対応しながら、地元らしさを演出してくれる、それが地域に根付いた葬儀社という気がします。