熟年離婚したので…都内の樹木葬

2015/07/17

変わるお墓さがし Case  4

「熟年離婚したので、お墓についても考え直さないと…」 → 都内の樹木葬
鈴木理子(都内在住・60代・独身)

 

一人で眠るお墓を探したい

子育てが落ち着いた50代後半に離婚しました。子供は娘が2人いますが、それぞれ結婚して東京・千葉に住んでいます。私自身は東京郊外にある持ち家で年金暮らしを細々としていますが、近頃は老後などについて考えることが増えてきました。
何かあったら東京で暮らす娘が面倒を見てくれると言っていますが、お墓までは一緒に入るわけにもいけません。私の実家のお墓に入れてもらおうと思えばできますが、弟夫婦が引き継ぐ予定ですので少し気が引けます。そのため、私一人で入れるお墓を探すことにしました。
経済的な余裕はあまりありませんので、なるべく安いお墓にしたいと考えています。また、引き継ぐ人もいませんので、自然に溶け込める樹木葬がいいなと思っています。慌ただしい人生だったので、最後くらいは一人でゆっくり眠れたらいいなと。

 自然に溶け込める樹木葬

都内と郊外の樹木葬を見学

今回、二つの樹木葬の見学に行きました。一つは都内の一等地にある樹木葬墓地、もう一つは同じ都内でも郊外の山々にあるところです。

 

都内の樹木葬

都内の一等地というハイソな場所にある樹木葬だからか、コンパクトに洗練された墓地になっていました。たくさんの花木が咲き誇ってとても綺麗で、雰囲気も良かったと思います。外観も素敵で、その街の雰囲気に溶け込んでいるように感じました。お墓という暗いイメージがまったくないところが良かったです。永代使用料は50万円程度で、もろもろ込みでも80万円いかないくらいでした。
都内の樹木葬

 郊外の樹木葬

郊外ということもあり、交通の便が非常に悪かったです。電車とバスを乗り継いで着いた先は山奥で、まさに自然のなかにある樹木葬墓地でした。こちらのほうが本当の意味で“自然に溶け込める”気もしました。永代使用料は20万円程度からあり、田舎だからかとても安かったです。
郊外の樹木葬

経済的にも優しい樹木葬を選択

正直なところ、都内の樹木葬の雰囲気に惹かれました。街の雰囲気も素敵で、こんなところに眠れたら幸せだろうなと。しかし、最終的には“価格重視”で郊外の樹木葬に決めました。最大の決め手は、もろもろ込みで30万円いかなかったことです。予想以上に安く済ませることができました。これから老後の備えも必要ですし、可能な

かぎり贅沢は避けたいと考えています。郊外の樹木葬はとても静かで自然に溶け込める環境ですので、一人で眠るにはちょうど良いと思っています。

 

※個人のプライバシー保護の為、人物名や施設の場所等、具体的事情は事実と異なる内容となっています。


 「変わるお墓さがし」シリーズ:
時代とともに変化する社会事情。お墓や葬儀・お仏壇といった供養ごとについても従来の慣習には馴染みにくい事情を抱える方が増えてきました。
このシリーズでは、そういった状況の中で多様な選択をされた方々の実情に迫ります。「こんなやり方もあるのか!」という事例をお伝えすることで、ご本人やご家族が最適な選択をされる後押しをしたいと願っています。

この記事を書いたライター

まつい
まつい

これまで全国各地の石材店や納骨堂の取材をしてきました。
最近は「終活」という言葉をよく耳にするようになったものの、なにから始めればいいかよく分からない人も多いはず。そんな方々のお役に立てるように、終活にまつわる情報をお伝えしていきます。
終活を通じて、自分のこれまでの人生を見つめ直し、そしてこれからの人生に備えていきましょう。きっと自分にとっても家族にとっても、充実した幸せな暮らしにつながるはずです。