お墓のリフォームを考えていたけれど・・・

2015/07/21

変わるお墓さがし Case 2

「お墓のリフォームを考えていたけれど…」
山田昭男(神奈川県在住・60代・既婚)

 

劣化してきたお墓をどうするか?

私の祖父が建てたお墓は、家の近くの寺院墓地にあります。その土地では歴史ある由緒正しきお寺で、先祖代々から我が家は檀家でもあり、安心してお任せしています。
とはいえ、祖父の世代に建てたお墓ですから劣化してきていますし、雑草がよく生えるので掃除も大変です。問題点を挙げたらキリがないのですが、最近は日本各地で地震が起きていますし耐震についても心配になってきました。要するに“このままのお墓では不安がイッパイ”なんです。

 先祖代々から我が家は檀家

寺院墓地の横にできたビル型納骨堂が気になる・・

昨年に定年退職を迎え、時間に余裕ができた今、お墓のリフォームを考えていました。退職金もありますし、金銭面では特に心配はありません。なにより“不安のない”お墓にしたいと思っています。
そんな時に知ったのが、寺院墓地のすぐ横にできた「ビル型納骨堂」というものです。それも同じ寺院が管理・運営しているとか。ちょうどいい機会なので、妻と見学に行くことにしました。寺院墓地の横にできたビル型納骨堂

 

お墓の形態が変わっていることに驚き

「このビルにお墓があるのか?!」と一見わからないような洗練された外観になっており、内装も素敵でした。重厚な雰囲気のなかに、なんだか温かさも感じられる不思議な空間だったと思います。そして “自動搬送式”納骨堂たるものの実物を見て、改めて最新設備に圧倒されました。耐震・免震もしっかりしているそうです。なにより、一番いいな〜と思ったのは“後継者が不要なこと”。
これまで考えてもいませんでしたが、この納骨堂では永代供養を行ってくれ、掃除などの管理もお寺さんがやってくれるというのです。「こういうお墓があるのか?」と驚きました。時代の流れですかね。

 

息子夫婦や娘夫婦に負担のないシステム

私たち夫婦には息子と娘の子供二人がいますが、もともと老後の世話になるつもりはありませんでした。息子は全国転勤のある仕事で頑張っていますし、娘も嫁いだわけですからあちらの親御さんのお世話があるわけで・・。そうは考えていたものの、“死後のこと=お墓のこと”まではきちんと決めていなかったなと思いました。“私たちの死後、子供たちにお墓の管理や掃除などの負担がかかってしまう”ということまで頭になかったんです。
そんななかで知った、このビル型納骨堂。息子や娘たちに一切の負担をかけなくて済むシステムに惹かれ、お墓のリフォームではなく、こちらにお世話になることに決めました。同じお寺さんが管理運営されているので、これならご先祖様にも満足していただけると思います。 

※個人のプライバシー保護の為、人物名や施設の場所等、具体的事情は事実と異なる内容となっています。 

 


 

 「変わるお墓さがし」シリーズ:
時代とともに変化する社会事情。お墓や葬儀・お仏壇といった供養ごとについても従来の慣習には馴染みにくい事情を抱える方が増えてきました。
このシリーズでは、そういった状況の中で多様な選択をされた方々の実情に迫ります。「こんなやり方もあるのか!」という事例をお伝えすることで、ご本人やご家族が最適な選択をされる後押しをしたいと願っています。

この記事を書いたライター

まつい
まつい

これまで全国各地の石材店や納骨堂の取材をしてきました。
最近は「終活」という言葉をよく耳にするようになったものの、なにから始めればいいかよく分からない人も多いはず。そんな方々のお役に立てるように、終活にまつわる情報をお伝えしていきます。
終活を通じて、自分のこれまでの人生を見つめ直し、そしてこれからの人生に備えていきましょう。きっと自分にとっても家族にとっても、充実した幸せな暮らしにつながるはずです。