在宅介護のご当地サポート…地方色豊か

2015/07/29

在宅介護のご当地サポート~福祉も地方色豊か~

介護保険サービスおよび介護保険外サービスは、どの地自体でも行っている。内容も「介護保険」で基本的に決まっているため、全国で同じようなサービスが受けられるところが魅力でもあるだろう。

ただ、その土地らしい高齢者福祉サービスもある。
東北や北海道では「雪かき」サービスがある事をご存知だろうか?具体的な内容を知って頂くために北海道の小樽市が行っている福祉サービスを例にとってみよう。

1.福祉除雪
 ボランティアなどが、玄関から公道までといった生活路の除雪を行ってくれるサービス。ただし一冬の間に2・3回程度。

2.家の玄関先や車庫前に降り積もった「置き雪」の処理

3.屋根の雪下ろし代の助成
 一冬一回限りで上限1万円まで。

サービスを受けるためには色々と条件を満たす必要があるが、申請が通れば1と2は無料で受けられる。力の弱い高齢者などには必須の福祉サービスだ。
小樽市だけでなく、雪の深い地域は概ね行っているので、シニア世代はこのサービスを覚えて置いて、大雪の積もる時期になったら申請をしてみると良いだろう。在宅介護 地方

 

ご当地サポートを知り、活用しよう

雪かきのような日常的な『ご当地サポート』だけでなく、東日本大震災関連の特殊サービスを実施している場所もある。

相模原市では東日本大震災で被災した高齢者や障がい者の支援のため、相模原市内に避難している人を対象に、紙おむつの支給などの福祉サービスを行っているのだ。
本来ならば市町村が行っている高齢者福祉サービスは、市民として住民登録が無い限り受けることが出来ない。しかし特例として住民登録が無くても市のサービスが受けられるようにしているので、被災者も福祉サービスを利用しやすくなっている。

相模原市だけでなく、様々な市町村が被災者支援のためのサービスを行っているので、被災者に該当する場合は区役所などの公共施設に問い合わせてみると良いだろう。
サービス内容は豊富だが、残念なことに申請しないと受けられないサービスが多い。在宅介護を余儀なくされている方々などは、一つでも多くのサービスを受けたい所だろう。積極的に自分から情報を取り入れ、遠慮せず申し込んでいくことをおすすめしたい。

このように、その土地特有の自然災害や突発的な災害に対応したサービスもあることを知識として胸にとどめておくといつか役に立つ日が来るかもしれない。

引っ越した矢先、環境の変化についていけず高齢者が体調を壊すことは良くあること。介護する人間にとっても、見知らぬ土地で在宅介護となった場合に、介護保険課や地域包括支援センターなどに相談すれば、介護についての有益なアドバイスがもらえるのは心強いはずだ。

この記事を書いたライター

宮崎鈴子
宮崎鈴子

終活についてお話すると「生前準備なんて!」と言う方もおられますが、いざという時に「部屋には見られなくない私物が沢山。自分の葬儀やお墓がどうなるか分からない…」という状態では安心して最期を迎えられません。

私達は「いつ死ぬか」を選べません。ほとんどの人が死に際も選べません。でも「老後をどのように生きるか?」は選べるのです。

記事を通して「後悔しないライフエンディング」の為に、お力になれたら幸いです。