お別れ会は有名人だけのもの?

2015/08/04

芸能人や作家、企業の社長や会長クラスなど有名人の訃報が流れると、「お別れ会」、「故人を偲ぶ会」などと称して、故人との思い出を思い思いに語る会が開かれることがあります。
このような会は、上記で挙げたような有名人に対して行われるものが一般的であると思う人もいるかもしれません。

が、実際はそのようなことはありません。 

近年では、一般人であっても派手な葬儀を嫌い、身内や親しい人々のみの出席により開かれるお別れ会を開く方が増え、このような会は徐々に人々の間に浸透してきています。お別れ会 偲ぶ会

では、お別れ会はいつどのようにして行われるのでしょうか?
決まりごとはあるのでしょうか?
幾つかの類型(パターン)に分けて整理していきましょう。

 

お別れ会(偲ぶ会)の3類型

葬儀と同日に行われるお別れ会

このパターンのお別れ会は、セレモニーホールや集会所、公民館などの場所で行われることが多いようです。葬儀と同日に行われるため葬儀の要素が強く、参列者は喪服のまま出席することになります。
一般的にはお別れ会と呼ばれますが、偲ぶ会として開かれることもあります。

葬儀と同日に行われることから「セレモニー型」に分類され、故人の火葬を済ませたあとに行われます。

葬儀後数日間で行われるお別れ会

葬儀の当日は、なにかとバタバタしがちです。そのように慌ただしい状況でのお別れ会を避け、後日改めて行われるのがこのパターンです。
出席する際の服装に関する決まりごとはなく、主催者側、出席者側ともに平服で行われることが多くなっていますが、出席者側はあまり派手な色味やデザインの服装、華美なアクセサリーなどは避けることが、故人やご遺族の方へのマナーでしょう。

身内や親しい友人数人で会を開く際には、このスタイルが最も好まれる傾向にあるようです。

葬儀後1カ月前後で行われるお別れ会

葬儀が終わってから、故人を偲ぶ会として開かれ、出席時の服装は平服となります。
このパターンでは、セレモニーホールだけでなくホテルが会場となることが多く、全員が喪服のままで開かれる「セレモニー型」と比較した場合、談笑や食事の要素が強いため、カジュアルで和やかな雰囲気となりやすいのが特徴です。

家族葬や密葬という形で葬儀を済ませたのちに開かれることが多くなっており、パーティー的な要素が強いことから「パーティー型」に分類されます。
会場の一角に故人の遺影が飾られますが、白木を使用しない花祭壇が設営され、出席者一人ひとりによる献花が行われます。そのような花祭壇には、故人の遺影とともに、故人の遺品が展示されることもあります。

会のオープニング時には、司会者により故人が残した功績などが告げられ、次いで友人らによる「お別れの言葉」、「故人との思い出」などが紹介されます。続いて献花へとなりますが、献花の間には、故人が好んだ音楽を流したり故人の映像を流したりと、さまざまな工夫が凝らされており、故人との思い出を偲びます。
そして献花終了後には、会食会場へ移動し、会食となります。

故人が有名人で出席人数が膨大になると予想される場合に、最も多いのがこのパターンです。

 

葬儀とお別れ会(偲ぶ会)を対比してみる

上記では、お別れ会や偲ぶ会を3つのパターンに分類し、ざっくりとご説明させて頂きました。
では、そもそもこれらお別れ会や偲ぶ会と葬儀・お葬式はどのように区別したらいいのでしょうか。葬儀・お葬式とを比べてみました。

葬儀は、宗教的な意味合いや一般的に共有された慣習に則って特定の形式に法って行われるものという性質が強いです。他方、送る会や偲ぶ会では、主催・企画する側が比較的形式にとらわれることなく自由なスタイルで発想して実行しやすいものといえます。

また、葬儀では特に親しいとか関わりを持っていたということに関係なく、儀礼的に参列する方も多いのではないかと思いますが、お別れ会や偲ぶ会になると故人と直接に深い関わりを持っていた方の出席が多くなります。

お別れ会や偲ぶ会は、故人との思い出を深く語り合い、思いを込めて最後の別れを告げることを中心に設けられる場です。
あなたが主催者側であり、親しい者同士で心から故人の思い出を語り合いたいのであれば、儀礼的な要素が重視される葬儀はシンプルに済ませた上で、故人と深い関係にあった方々と互いの想いを交換し確認し合うお別れ会や偲ぶ会を開催することも、年頭に入れてみてはいかがでしょうか?

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編集部スタッフ追加コメント(2015/12/4):
2015年11月より当社で お別れ会プロデュースサービスを開始しました。
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この記事を書いたライター

山田 美羽
山田 美羽

命には限りがありますが、最終章を迎えるまでには案外多くの時間が残されているものです。ただなんとなく過ごして最終章を迎えるのか、限りある時間を自分なりにコーディネートして楽しく過ごすのか。終活は2文字で構成されていますが、それが持つ意味はとても深いのではないかと思います。

セラヴィで執筆させて頂くに当たっては、皆様方のこれからの人生がより楽しく塗り替えられることを願い、有益な情報を発信し続けて行こうと考えております。