データでわかるライフエンディング【vol.5】エンディングノート

2015/08/31

データでわかるライフエンディング第4回で今日注目を集めるエンディングノートについて触れましたが、第5回はそのエンディングノートについて理解を深めていきたいと思います。

エンディングノートとは?

エンディングノートとはライフエンディングに向けた生活設計や必要な情報、自身がなくなった後の希望や大切な人たちへのメッセージなど、自分自身で自由に書くことができるものです。遺言書と異なり法的効力はありません。
あまり費用がかからない、内容の自由度が高い、その人らしさを伝えることができるなど…、個性を大切にする今日のシニアに受け入れられています。またシニアだけでなく、シニアの終活を身近に支えるシニアの子供世代からも注目されているようです。 

エンディングノートは世間一般的にどの程度知られているのか?

それでは、エンディングノートの認知度は実際どのくらいなのでしょう。60代、70代の全国の男女約3500人から集計したデータを参考にみていきたいと思います。

エンディングノートの認知度

エンディングノートを知っていると答えた人は女性では過半数以上の54%、男性では38.6%、全体で42.8%となっています。テレビや雑誌などで取り上げられており、半数に近い人たちがエンディングノートの存在を認知していることがわかりました。

エンディングノートを書いている高齢者の割合

実際にエンディングノートを書いているという人は、どの程度いるのでしょうか。

エンディングノートを書いている高齢者の割合

4割以上の60代、70代の男女に認知度されているエンディングノートですが、「書いている(途中含む)」と答えた人は女性6.9%、男性5.6%、全体で6%という結果でした。2014年の調査ですので認知度の向上とともに書いている人は増えているかもしれませんが、そこまで大きな差はないと考えられます。
ここで特筆すべきなのは、「書いてみたい」と答えた人の割合です。女性では51%、男性でも39.3%、全体で42.5%の人が書いてみたいと考えていることがわかりました。

エンディングノートは何に書いているのか?

書いてみたいとは考えているけれども、具体的にとなるとどのように書いたらいいかわからない、そう思う人も少なくはないのではないでしょうか。
エンディングノートはとても自由度の高いもので、内容もですが、何に書くか、どのように書くかといったような、その形式も定められていないものです。ではエンディングノートを書いている人は、どのように作成しているか、具体的にどんな物に書いているのかに注目してみましょう。エンディングノートの形式

まずパソコンで作成する人、手書きする人に分かれるのがわかります。自筆で書く遺言書と比較すると、パソコン入力で作成するというのには新鮮な印象を受けますよね。
既成のフォーマットにパソコンで入力すると答えた人は5%、パソコンで自分の書式で入力すると答えた人は26%、既成のエンディングノートに手書きすると答えた人が最も多く約過半数となる48%。普通のノートに手書きしていると答えた人は16%という結果となりました。

男女別に見ても、全体と順位は同一です。
しかし、男性ですとパソコンで自分の書式で入力と答えた人の割合が増え、普通のノートで手書きと答えた人が少なくなる傾向があります。女性は逆に普通のノートに手書きとした人が増え、パソコンで自分の書式で入力と答えた人が少なくなる結果が出ています。
ビジネスシーンでパソコンを使用することが多かった男性と、家庭に入る人が多かった女性。これまでのライフスタイルに合った作成方法をとっている人が多いように読み取れます。 

エンディングノートのすすめ

エンディングノートはだれもがお金をかけずに作成できる、大変有用なアイテムです。遺していく大切な人たちのためにもなりますが、自分自身のライフエンディグ、そしてこれからの人生をどう生きていきたいかを見つめるきっかけになるでしょう。
もし、いつかは書いてみようかな・・・と思われている方がいましたら、是非記してみてください。

最初はメモ書きみたいなものから始めても構いませんし、何を書いたらいいかイメージがわかないという人は既成のフォーマットを参考にすることをおすすめします。
生活協同組合などの通信販売でも、気軽に既成のノートを購入することができるようです。インターネット上には無料のフォーマットも用意されていますので、利用するのもいいでしょう。
エンディングノートを、ご自身のライフエンディングに役立ててはいかがでしょうか。