現役会社員の葬儀、会社関係者をどこまで呼ぶべきか

2015/09/08

現役会社員の葬儀、勤務先関係者はどこまで呼ぶべきか 思い悩む

勤務先と葬儀の関係

昨年の春、従姉妹の夫が交通事故で急死。
報せを受けた従姉妹はすぐに葬儀のことを考え私に相談してきました。

ちなみに、従姉妹の夫は大手出版社の子会社の営業部長でした。子会社とはいえ従業員が80名ほどいたので、出版社としては決して小さくない規模です。
私と従姉妹は隣同士の家でしたし、お互い一人っ子で年も近かったので兄妹のように育ち、大人になってからも何か困ったことがあればすぐに相談し合う関係だったのです。

故人は寡黙で、仕事の話も家ではほとんどしなかった

従姉妹の夫は元々口数の少ない方でした。もの静かで知的な紳士だったのです。
だから、仕事の話や、会社の人の話もあまりしなかったそうです。
突然の事故でどうしたらよいか、特に葬儀で会社の方をどこまで呼ぶか、普段はクールな従姉妹もさすがに途方に暮れたのでしょう。私に相談してきたときは幾分か切羽詰った様子でした。

従姉妹は、自分でインターネットは調べたそうなのですが、特に明確な情報も見つからなかったとのこと。また、病院で紹介された葬儀社の担当者さんにも話したそうですが、一般的なアドバイスだけだったようです。

会社には総務というプロフェッショナルがいる

私は従姉妹に、旦那さんの会社の総務に訃報を伝えるとともに会葬者に関しても相談するよう話しました。
従姉妹の電話に、応対した総務の方は適確な提案と迅速な対応をしてくれたそうです。

総務部(局)は、言葉通り会社全体の事務を扱うセクションです。
夫の会社での人間関係を一番わかっているのは、会社の方々なのです。考えて見れば、当然のことですが、このような不測の事態のときは気づかなくなってしまうものですね。

故人がプライベートで懇意にしていた会社関係者についても教えてもらった従姉妹 

とはいえ、当然ですが、総務が把握しているのは、通常は会社内の正式な組織と取引先の付き合いに関するものだけです。

従姉妹の夫は、釣りが趣味で、いつも会社の同僚と出かけていました。従姉妹とは面識はなかったようですが、時々、その同僚の事を親しげに話していたそうです。

「部署が違うので仕事の関わりがないので、気楽につき合える」
「彼とは同郷で年も近いので、学生時代の友人のようだ」
「2年前の支社から転勤で異動してきた」。

これらを思い出し、従姉妹は総務の方に伝えたところ、すぐにその方が判明したそうです。 

故人の個人的な会社関係者の交遊についても総務にお願いすれば意外になんとかなってしまうのだな…と私も少し驚きました。おそらく、その会社は特に従業員同士が親しい関係になりやすい会社だったからだと思われます。
もちろん会社によっては全く異なる場合もあるでしょう。とはいえ、「そんなところまで総務の方に面倒見てもらえることもあるのだな」と印象深く残りました。
葬儀の会葬者について勤務先の総務部に相談

この記事を書いたライター

久保田 雄城
久保田 雄城

「終活情報を伝える意味について想うこと」

私の母は、今年87歳だが元気に一人暮らしをしている。とはいえ87歳という年齢は当然若くはない。来るべき死に向けて準備をする必要であることは間違いない。これは母自身というより、むしろ息子である私の問題だ。
つねづね私は「よく生きることは、よく死ぬことだ」と考えている。終活とはまさにその「よく死ぬ」為の活動だろう。そのような意味において、私が伝える終活情報は皆様と同じように私もまた知りたい情報なのである。