介護保険が使える「生活援助」が人気

2015/09/18

「生活援助」を取り入れて生活を楽に

「田舎で独り暮らしの母が心配。世話に行ってあげたいけど中々帰省も出来ないし…」と言った場合、皆様ならどうしますか?

 「独り暮らしが出来るくらいの元気はあるが、段々と弱ってきて掃除なども出来なくなってきたようだ。かといって自分が帰郷して同居する訳にもいかない。」
あるいは、「親と2人暮らしだけれど、自分も歳をとってきて家事が辛くなってきた…。」 

―このような悩みを抱える方々には、一度区役所や町役場にある介護保険課に、介護の相談に行くことをおすすめします。

「生活援助」も介護保険が使える訪問介護の一つ

介護保険の対象である「訪問介護」と聞くと、ヘルパーさん(訪問介護員)が自宅に訪問し、動けない高齢者の食事介助や排泄補助、入浴の手伝いといった身体的な介護を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、「訪問介護」という介護保険サービスには、実は掃除や洗濯、料理や買物などの家事全般を代行する生活援助サービスも含まれているのです。介護保険が使える「生活援助」が人気

「生活援助」を上手く利用した例

筆者の知人に90歳をこえる女性がいますが、その方はこの「訪問介護」を利用して、週に2回、ヘルパーさんに来てもらっています。1日は掃除、1日は料理と買物代行をしてもらうプランです。
掃除の日は、風呂掃除をメインに掃除機をかけてもらっています。風呂掃除は特に体力がいる上に高齢者には危険ですから、大変助かっているようです。また、料理の日は、料理を多めに作っておいてもらい、それを冷凍して数日に分けて食べ、後は買ってきてもらった物などを食べておく、と言う生活です。彼女は介護度が低いため、介護保険内で納めるためには週2回程度の訪問になりますが、とても上手に「訪問介護」を活用しています。

「訪問介護」による「生活援助」を活用しよう

介護度によっては週に複数回、介護保険の範囲で訪問介護を受けることができます。また、全額負担ではありますが、介護保険外となっても「生活援助」を受けることは可能ですので、いざと言う時は利用すると良いでしょう。

足が弱っていて買物が辛い、と言う方は買物だけ頼んだり、料理が苦手と言う方は食事の用意だけ任せたり出来ます。ケアマネージャーに相談しながらご自分のライフスタイルにあった生活援助を組むと良いでしょう。

「訪問介護」の利用方法

まず、介護保険制度における要支援・要介護認定が必要です。市役所等行政の介護保険課や地域包括支援センターに相談してみて下さい。申請手続きを行って認定が得られると、ケアマネージャーがふさわしいプランの作成をしてくれます。

この記事を書いたライター

宮崎鈴子
宮崎鈴子

終活についてお話すると「生前準備なんて!」と言う方もおられますが、いざという時に「部屋には見られなくない私物が沢山。自分の葬儀やお墓がどうなるか分からない…」という状態では安心して最期を迎えられません。

私達は「いつ死ぬか」を選べません。ほとんどの人が死に際も選べません。でも「老後をどのように生きるか?」は選べるのです。

記事を通して「後悔しないライフエンディング」の為に、お力になれたら幸いです。