夫婦で“お墓付きのサ高住”にお引越し

2015/11/12

変わるお墓さがし Case 8

「夫婦揃って“お墓付きのサ高住(サービス付高齢者向け住宅)”に引越しを」
高橋一(大阪府在住・60代・既婚)

お金はあっても頼れる人が近くにいない

昨年、30年以上も勤め上げた会社を退職し、現在は夫婦二人で穏やかに生活しています。退職金もあり、老後の資金も貯めていましたので、経済的な心配はありません。
子供は三人で皆が結婚していますが、長男はアメリカ在住(いまのところ帰国予定はない)、長女は東京、次女は福岡と三人共が大阪から離れて暮らしています。そのため、お墓を引き継ぐどころか、何かあったときに介護などをお願いできる人はいません。加えて、近所付き合いのほとんどない高層マンションに住んでいますので、何かと不安が多いのが現状です。
そこで、夫婦揃って高齢者住宅にでも入ろうかと考えています。

お墓付きのサ高住があることに驚く

「まずは将来の介護生活を視野に入れて…」ということでいわゆる「サ高住」つまりサービス付高齢者向け住宅を探していたところ、お墓付きのサ高住があることを知りました。なんでも“共同墓”とか“永代供養墓”とかいうらしく、そのサ高住で暮らす人たちが入ることのできるお墓だそうです。
「介護だけでなく、お墓の心配も一緒に解決できるならば・・」と、妻と一緒に見学に行ってみることにしました。

子供たちに負担をかけないのが魅力なお墓

私たちが見学した共同墓は、住宅のすぐ近くにつくられていました。
このシステムがおもしろく、老後を一つ屋根の下で暮らした者同士で、大きな一つの墓石のお墓に入るそうです。なんでも“墓友”というとか。

お墓を引き継ぐ者がいない人や単身者に人気なようです。
というのも、お墓の掃除など管理も一切不要で、永代供養も行ってくれるとのこと。

子供が三人いるながらも誰にもお願いしにくいと感じていた私たち夫婦にとっても、理想的なシステムと思いました。
ただひとつ懸念したのは、「私たち夫婦が亡くなった後に、子供たちが親戚たちに負い目を感じない法要を行えるのか?」ということです。
案内の方に確認したところ、この共同墓で親族がそれぞれ関係があるお坊さんを読んで個別の法要を行うことはもちろん可能だ、ということで安心しました。
子供たちにも意見を聞きましたが、それでも良いとのこと。寂しい想いをさせることはないと判断しました。

共同墓は、子供たちに負担をかけることなく、それでいて心のつながりは持ち続けることができる魅力的なお墓だと思います。

老後から死後まで一括してお任せ

この共同墓はもちろんのこと、サ高住本体の内装や介護や医療、生活支援に関する仕組みにも惹かれ、こちらに引っ越しすることを決めました。
いまでは老後から死後まで一括して不安が解消できたと安心しています。これからも夫婦揃って健康に長生きできるように、楽しく暮らしていこうと思います。

※個人のプライバシー保護の為、人物名や施設の場所等、具体的事情は事実と異なる内容となっています。サ高住 お墓

この記事を書いたライター

まつい
まつい

これまで全国各地の石材店や納骨堂の取材をしてきました。
最近は「終活」という言葉をよく耳にするようになったものの、なにから始めればいいかよく分からない人も多いはず。そんな方々のお役に立てるように、終活にまつわる情報をお伝えしていきます。
終活を通じて、自分のこれまでの人生を見つめ直し、そしてこれからの人生に備えていきましょう。きっと自分にとっても家族にとっても、充実した幸せな暮らしにつながるはずです。