“生涯おひとりさま”と決めた私のお墓探し

2015/11/18

変わるお墓さがし Case 10

「“生涯おひとりさま”を決めた私のお墓探し」
坂本真由美(東京都在住・50代・独身)

「お墓はまだ早い」と言われたけれど・・

私には結婚歴がありません。大学卒業以来、都内の出版社で編集者としてキャリアに邁進してきました。
中規模な出版社ということもあり、私が女性初の管理職です。40代中頃までは「まだ結婚する可能性もあるかな」なんて思っていましたが、50代に突入した今、“生涯おひとりさま”を決意したところです。
私自身の性格もあって、決めたからには老後のことや死後のことなどもきちんと詰めていかないと気が済みません。40から50はあっという間でしたので、きっと50から60もあっという間だと思います。
そこで、友人には「まだ早いんじゃない?」と言われてしまいましたが、将来の未解決問題をそのままにすることでなにかと思いわずらわされてしまうことは極力避けたい…。解決しやすいところはちゃんと解決しておこうと、終の住処となるお墓も確保しておくことにしました。

直感で気に入ったところに決めたい!

これまで堅実な生活を送ってきましたので、貯金は十分にあります。退職金も出る予定です。今後もなにか贅沢したいわけではないので、お墓にはある程度お金をかけてでも“私が直感で気に入ったところ”にしたいと考えています。
今回、対照的な二つの納骨堂を見学しました。お墓にはさまざまな種類があると思いますが、はじめから納骨堂と決めているのは後継者不要で永代供養を行ってくれるからです。ちなみに実家のお墓という選択もありますが、兄夫婦が引き継ぐ予定なので私は入るつもりはありません。

○納骨堂A:都心のオフィス街にあるお洒落な施設

都心のオフィス街にある納骨堂で、女性にも人気ということで行ってみました。
そんなに派手ではない外観ですが、中に入ってみてびっくり。光溢れる空間で煌びやかなのに、どこか優しさもあるような設計が施されていました。女性に好かれるのも納得できます。この納骨堂の中へ入った時の感覚はまるで、洗練されたオシャレな街を歩いていると気分が高まるようなあの感覚と似たものを感じました。やはりおひとりさまの契約者も多いようで、早い人では40代で生前契約している人もいるそうです。

○納骨堂B:鎌倉にある寺院の小さな納骨堂

かつて取材で訪れてから好きになった街・鎌倉にもいくつか隠れた人気の納骨堂があると聞き、行ってみました。私が訪れた某寺院内にある納骨堂は、なんでも宣伝はあまり行っていないとか。
都心の納骨堂Aとは違って、かなりこじんまりとした納骨堂でした。が、だからこそ“歴史ある街に溶け込むことができる”と思いました。 “生涯おひとりさま”と決めた私のお墓探し

おひとりさまの人生、自分が納得できることが一番です

最終的に、私は鎌倉の納骨堂Bに決めました。
鎌倉という人気の街にあることもあってか価格も強気な設定で、躊躇いがなかったといえば嘘になります。しかし私のようなおひとりさまの人生を歩む者にとって「自分が納得できること」が一番です。これでよかったと思っています。
お墓は決めましたが、まだまだ人生は続きます。余計な不安で思いわずらわせられることは極力少なくし、これからもいい仕事が続けていけるようキャリアに集中していこうと考えています。

 

※個人のプライバシー保護の為、人物名や施設の場所等、具体的事情は事実と異なる内容となっています。

この記事を書いたライター

まつい
まつい

これまで全国各地の石材店や納骨堂の取材をしてきました。
最近は「終活」という言葉をよく耳にするようになったものの、なにから始めればいいかよく分からない人も多いはず。そんな方々のお役に立てるように、終活にまつわる情報をお伝えしていきます。
終活を通じて、自分のこれまでの人生を見つめ直し、そしてこれからの人生に備えていきましょう。きっと自分にとっても家族にとっても、充実した幸せな暮らしにつながるはずです。