“ホスピス”という選択[5] 初めての仏壇、じっくりと選ぶ

2015/11/27

磯山信子(宮崎県在住、60代女性)
毎日手をあわせるお仏壇だからこそ、じっくりと選びたい

今でも近くにいる気がする

糖尿病の検査入院で末期がんが見つかり、そこから僅か2ヶ月で亡くなってしまった夫。その当時は「人の命はこんなにもあっけないものなのか・・」と呆然としていましたが、2年経った今は落ち着き、私一人の生活にも慣れてきました。毎日お仏壇に手を合わせて夫に話しかけていますので、なんだか今でも近くで見守ってくれている気がしています。

仏壇に関する知識は皆無だったけど

葬儀の後、葬儀社から提携の仏壇店を紹介されていましたが、(先述のとおり)葬儀社は信頼できませんでしたので、教え子でもあるお坊さんに教えていただいた仏壇店に行くことにしました。ここは昔からある仏壇店で、小さいながらも地域住民からの信頼が厚いそうです。私は仏壇に関する知識はほぼ皆無なまま足を運びましたが、スタッフの方々がとても丁寧に説明してくださいました。ひとつ仏壇といっても、いろいろな種類があることが分かり、その奥深さが面白いなと思いました。

家に合ったお仏壇を選ぶ

お墓や葬儀社選びは、ほぼ即決にしてしまいました。しかし、もう急ぐ必要はないので、お仏壇選びはじっくりと行いました。我が家は約30年前に建てた一軒家で、昔ながらの造りです。当然、和室もあります。最近ではコンパクトな仏壇などもあるようですが、私たちは家の雰囲気を考えて仏壇を選ぶことにしました。最終的に決めたのは、紫檀でできた唐木仏壇です。とても立派なお仏壇で、木目が気に入りました。重厚なつくりながらも、なんだか優しさもあるような気がしています。他と比べて値段は高くて160万円程しましたが、毎日手を合わせるのにぴったりなお仏壇だと思っています。

仏壇の配送だけでない、アフターサービスが充実

この仏壇店では、お仏壇を購入後に我が家に配送してくれるだけでなく、丁寧に部屋に設置までしていただけました。梱包していたものも持ち帰ってくれました。こういう大きなものを運んだりしていたのはいつも主人の仕事でしたので、非常に助かりました。今後引越しなどを行うことがあっても、サポートをしてくれるようです。また、アフターサービスとして10年間の保証制度もあり、お仏壇の修理や洗濯もいつでも受け付けてくれるとか。地元密着だからこその親身な対応に安心しました。ロウソクやお線香も売ってあり、今もこちらにお世話になっています。仏壇 選ぶ

※個人のプライバシー保護の為、人物名や施設の場所等、具体的事情は事実と異なる内容となっています。

この記事を書いたライター

まつい
まつい

これまで全国各地の石材店や納骨堂の取材をしてきました。
最近は「終活」という言葉をよく耳にするようになったものの、なにから始めればいいかよく分からない人も多いはず。そんな方々のお役に立てるように、終活にまつわる情報をお伝えしていきます。
終活を通じて、自分のこれまでの人生を見つめ直し、そしてこれからの人生に備えていきましょう。きっと自分にとっても家族にとっても、充実した幸せな暮らしにつながるはずです。