認知症の姑[5] 檀家でないからこそ仏壇店が大事

2015/12/04

渡辺敦美(秋田県、50代女性)
「“洋室”に合うお仏壇を見つけた!」

お墓のリフォームの後は仏壇

我が家にはお仏壇はありませんでした。先祖のお仏壇は、もともと一人暮らしをしていた姑の家には置いてありましたが、同居開始の際に間取りの関係から持ってくることはなく、そのまま空き家となった家に置いたままになっていました。我が家には小さな和室しかありませんし私たち夫婦が寝起きする生活の部屋になっていますので、箪笥の上に置ける程度の小さなお仏壇がないかと近所の大きな仏壇チェーン店へ行くことにしました。

空き部屋となっていた洋室に合うお仏壇を発見

仏壇店に行くまでは、「お仏壇=和」というイメージが強かったのです。しかし、いまは洋室にも違和感がないスタイリッシュなお仏壇がたくさんあることを知りました。これならば、わざわざ小さな和室に置く必要はないかなと。
二人の子供たちも巣立ち、子ども部屋に使っていた洋室ならば余っていましたので。あまり悩むことはなく、第一印象で「良い!」と思った洋風なデザインのお仏壇にしました。白色で家具調のモダン仏壇というものです。
価格は安いものは10万円以下もありましたが、私達は20万円程のものを選びました。一見、お仏壇とは思えないデザインで、これならばその部屋の雰囲気にも馴染むと判断したのです。

考えてみると私たち夫婦は特に決まったお寺さんとの付き合いが無かったからこそこのような選択ができたのだと思います。(姑も元の家ではもともと檀家であったようですが、その後新興宗教に入ったりといろいろある中でそのお寺さんとの関係も実際は切れていたようでした。)
法事のタイミングでお坊さんがやってこられるような関係であれば、こういった仏壇は選びようが無かったのかなと思います。

お寺さんとの付き合いがほとんど無いからこそ大事な仏壇店

有名な仏壇チェーン店ということもあってか、購入後のアフターフォローもしっかりしていました。
希望日にお仏壇を配送してくれるだけでなく、設置までお願いすることができました。その後になにか不具合が見つかった場合も、すぐに対応してくださるようです。10年保証も付いています。また、サービスでかわいらしい絵ロウソクをいただいたのも良かったです。仏壇 お寺

お寺さんとの付き合いがないだけに、こういったご供養について気軽に相談できる仏壇店との関係は貴重だと感じています。

あえてその仏壇チェーンの通販サイトを利用

いただいた絵ロウソクが気に入ったので聞いてみたところ、店頭で販売しており、インターネット販売も行っているといいます。さっそくその仏壇店のホームページを調べてみたら、綺麗なお花模様のロウソクのほか、お盆やクリスマスに合う季節のロウソクなど、種類がさまざまあることを知りました。
毎日使うものだけに、こういうちょっとした楽しみを取り入れたら良いなと思い、区切りとなるような日に使うためにいまでも色々注文しています。

最近はAmazonなど一般のインターネット通販サイトがいろいろと充実しているようですが、やはり供養ごとに関して気軽に相談できる先は必要なので、あえてその仏壇チェーンのサイトを利用しています。

姑の供養ごとが親族とのお付き合いを深めてくれる

重度の認知症であった姑の介護生活は、精神的にも身体的にも大変でした。しかし、いま思えば、この経験があったからこそ夫の親戚の方々との理解がより深まったと思います。姑の供養ごとのたびにその方々との継続的なやり取りがあるので信頼関係もさらに深まっていると感じています。
いまは夫婦仲も良好です。私達も老後はまだ先ですが、子供達には迷惑をかけなくてすむように、いまから資金面も含めて、いろいろと準備をしていこうと思っています。

※個人のプライバシー保護の為、人物名や施設の場所等、具体的事情は事実と異なる内容となっています。

この記事を書いたライター

まつい
まつい

これまで全国各地の石材店や納骨堂の取材をしてきました。
最近は「終活」という言葉をよく耳にするようになったものの、なにから始めればいいかよく分からない人も多いはず。そんな方々のお役に立てるように、終活にまつわる情報をお伝えしていきます。
終活を通じて、自分のこれまでの人生を見つめ直し、そしてこれからの人生に備えていきましょう。きっと自分にとっても家族にとっても、充実した幸せな暮らしにつながるはずです。