働く高齢者は過去最高数。シニア労働者の実態とは

2015/12/17

町のあちこちで、汗を流して働いているシニアの姿を目にします。

かつては高齢者はリタイアしたら年金生活をするという印象があり、高齢者の就労はあまり一般的でなかったように感じます。健康な人間にとって仕事をするということは、とても大切なことです。社会に貢献している、自分の存在を認められているという充足感を味わうことができますし、労働の対価として報酬を得るという行為はこの上なく喜ばしいものでしょう。

年金だけでは生活がままならないという声も聞こえる中で、シニア世代が報酬を得ることで享受する経済的なメリットも大きいことと思います。シニアの就労について考えていきましょう。

 

「働く高齢者」は過去最高数

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 平成24年の総務省統計局のデータによると、65歳以上の高齢者の就業者数は595万人でなんと過去最多となっています。高齢者のうちどれだけの人数が就労しているかという就業率は、男性27.9%、女性が13、2%と男性のほうが大分高くなっていることがわかります。

高齢者の就業者を産業別に見たときに最も多いのが農業と林業で101万人。農業・林業の全世代就業者の割合のうち45、1%を高齢者が占めるという結果でした。仕事に就いている高齢者が多数いるだけではなく、高齢無職者の就業希望者比率も多くの都道府県で上昇しており、今は無職だが仕事をしたいと考える高齢者の姿を読み取ることができます。男女ともに大都市圏での就業希望者比率が高くなっています。

 

働く窓口はどこに?

 仕事をしてみたいけれどもどのような場所なら探せるの?

そんな意見が多く聞かれるようになりました。公益社団法人シルバー人材センターは高齢者の就労支援を行っており、47都道府県にセンターを展開しています。

年会費が必要なので、それに見合った仕事が見つかるかというと様々な意見があるようです。もっと気軽に見つけたいという人には、インターネットがおすすめです。今はシニアの求人サイトがたくさん用意されています。シニア向けページは文字が大きくなっていたり、レイアウトもシンプルであったりと、見やすくする工夫もされているので、インターネットに苦手意識を持っている人でも使いやすくなっていると思います。

 現代のシニアは昔の人よりも10歳若いと言われています。シニアの元気は社会の活力です。シニアの人たちが長い年月をかけて育んできた経験や知識は、社会の財産だと思います。仕事をするということは、人生を自分らしく過ごすためのひとつの有効な選択肢といえるでしょう。

この記事を書いたライター

三浦 知子
三浦 知子

幸せってどういうことなのだろうと考えたときに、私は自分らしく、その人らしくいられることなのではないかと思います。

人生の終盤をどのように過ごすかは、人間にとってとても大切なことです。世間やほかの人の価値観ではなく、ご自身が今までに培ってきた考え方を生かして豊かに過ごしていただきたい。そのお手伝いができることを、とても嬉しく思います。