老いらくの恋、しかし家族がパートナーを認めてくれない…

2016/02/08

高齢者であっても、人としての感情が健在である以上、恋愛をしたいという思いは当然存在しています。

そして、やっと巡り合うことができたパートナーを家族に紹介したところ、なぜか家族がパートナーを認めてくれないという事態が発生することもあるでしょう。

パートナーを尊重したいあなたにとってこれは非常に心外なことで、心穏やかではいられなくなるかもしれません。ですが、ここはひとつ落ち着いて、なぜあなたのご家族がパートナーを認めてくれないのか、じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。

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あなたはご家族を尊重していますか?

老いては子に従えという諺がありますが、これには実に深い意味が込められています。

まず、高齢者が自分ひとりで物事を判断すると、思わぬ事故などに巻き込まれてしまう可能性があるから若い人に従いなさいよ、という意味があります。

さらに、年齢を重ねるごとに若い方の人を借りなければならないことが多くなるので、若い人に敬意をもって接しましょう、という意味もあります。

そして、ご自身が高齢者になったら、若い人の前で出しゃばってはいけません、という意味があります。つまり、ご自身の考え方を若い世代の人々に押しつけてはいけないということですね。

ここで、あなたに質問です。

あなたは現在、この”老いては子に従え”を守ることができていますか?

これが守れているのであれば、あなたご自身がご家族を尊重しているということであり、ご家族もまた、あなたを尊重しているに違いありません。

ですが、これが守れていないのであれば、ご家族があなたを尊重する気持ちは薄れ、そのパートナーも尊重することができなくても当然でしょう。

老いては子に従え。

まずは、ご自身でこれが守れているかどうか、冷静に考えてみてはいかがでしょうか。

 

パートナーが出しゃばり過ぎていませんか?

あなたのご家族とすれば、あなたからパートナーを紹介された時点では、なんとか受け入れたいと考えているはずです。

ところが、パートナーがあなたのご家族の前で出しゃばって自分の考えを押しつけようとする言動に出たのであれば、ご家族としては、そのパートナーを受け入れるどころの騒ぎではなくなり、直ちに拒否体制に入ることが考えられます。

つまり、この場合ではパートナーの態度に問題があると考えることができるということです。

 

古い考え方に固執しないこと

人にはそれぞれの歴史があり、あなたが現在に至るまでの間には、素晴らしい功績を残してこられたのでしょうし、それをご家族に認めてもらいたいという気持ちは十分に理解することができます。

ですが、ここでいったん、周囲を見回してみて下さい。

時代の流れとともに、あなたが若い頃にはあり得なかった携帯電話やパソコンの普及、24時間営業スーパーやコンビニエンスストアの林立など、時代が大きく変わっていることに気付くでしょう。

つまり、その時代の流れに逆らって生きて行くことは、今や不可能であるということです。

確立された自分をしっかり持つことと、時代の流れに従わないということは、根本的に異なります。

ということは、新しい考え方=ご家族の考え方と捉えることもできるわけで、あなたがいつまでも古い頑固な考え方を捨てきれずにいると、パートナーともども、ご家族や世間から孤立してしまうことも十分に考えられるということです。

 

しょっぱなで失敗してしまったら?

まずは落ち着いて下さい。

そして、パートナーともども、可愛いお年寄りになる工夫を行ってみましょう。

たとえばご家族に対しては、

「やっぱりこの歳になると、恋愛するにしても家族の許可がないといけないと思うので」

「この前は私の話ばかりしてしまいましたが、私はご家族の皆さんと仲良くしたいと考えているんですよ。宜しくお願いします」

など、可愛い言葉を投げかけてみてはいかがでしょう?

高齢者の口から可愛い発言が出た以上、ご家族としても、いつまでも拒否体制を崩さないでいるわけには行かなくなるでしょう。

あなたもパートナーも、やがてはご家族のお世話を受けながら生活して行くことになります。

老いては子に従え。

素敵な言葉だとは思いませんか?

この記事を書いたライター

山田 美羽
山田 美羽

命には限りがありますが、最終章を迎えるまでには案外多くの時間が残されているものです。ただなんとなく過ごして最終章を迎えるのか、限りある時間を自分なりにコーディネートして楽しく過ごすのか。終活は2文字で構成されていますが、それが持つ意味はとても深いのではないかと思います。

セラヴィで執筆させて頂くに当たっては、皆様方のこれからの人生がより楽しく塗り替えられることを願い、有益な情報を発信し続けて行こうと考えております。