高齢者の抱える悩み ベスト5

2016/02/17

アクティブシニアという言葉があるように、若々しくきらきらした笑顔のシニアたち。

時間に追われていた現役時代と異なり、毎日を充実して過ごしているようにみえます。しかしどんな人にも悩みは付き物。年齢を重ねたシニアだからこそ、今までとは違う悩みを抱えているようです。

60歳以上のシニアが日常生活で不安を感じているところ、今後何に備えたいと思っているかについての調査結果を見ていきましょう。(日本経済新聞2012年9月より)

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1位は「旅行に行きたい」。

若い頃のように好奇心から行きたいというよりも、体が思うように動くうちに行きたいという意見や、今は家族の介護などで時間が取れないから時間に余裕ができたら行きたいなどというように、自分の将来を総合的に考えている人が多いようです。

 

2位は「健康や病気への不安」。

病気を予防するために健康診断を受けるという意見や、転倒して健康に自信がなくなったなど。年齢を重ねるにつれて健康の大切さを実感するのですね。

 

3位は「老化で判断力が低下したとき、どうするか」。

今日認知症の増加が問題となっています。自分の親や友人、知人が意思疎通できなくなった様子を見て、自身と重ねあわせることもあるようです。ひとり暮らしのシニアにとってもとても深刻な問題であり、準備しておかなければいけない事柄でしょう。

 

4位は「老後の資金が足りない」。

老後の資金がいくら必要だかわからないというように感じ、節約やぜいたくをどこまでしていいのか、支出のペース配分がつかめないという意見もありました。年金だけでは生活できないので、貯蓄が減っていくのが不安というように、経済的に決して楽観視できないシニアの姿が見て取れます。

 

5位「趣味や知識が共有できる友人を増やしたい」。

自宅で家族の話についていけない、また新しい友だちをつくるのが難しいという回答がありました。自分の趣味など、好きな話題を語り合うことができる友人がいたら、とても素敵なことですよね。高齢になると、なかなか友達ができなくなるといいます。シニアになる前から友人関係を大切にするといいでしょう。それでも忙しさからどうしてもかつての友人と疎遠になってしまうこともあると思います。現在はシニアサークルの活動が活発で、趣味の合う同年代と集える企画がたくさんありますので、是非参加してみてくださいね。いきなり親友のような友達を作るのは難しいと思いますが、だれかと話をしたり、お茶を飲んだり、そのようなことができる存在がいるだけでも素晴らしいことだと思います。友達のハードルを上げないことが大切です。

 

6位以下は…

「運動する機会が少ない」
「自宅を改修したい」
「運動の準備をしたい」
「自分の死去後の配偶者が心配」
「眠れない」

と続きます。具体的で日々の生活にそくした事柄に悩みを持っていることがわかりました。

悩みが具体的であるということは、具体的な解決策も見つけやすいということです。

漠然と悩みを抱えていると不安になりますが、悩みを客観的に見て論理的にアプローチしていくことをおすすめします。悩みをひとりで抱えると、どんどん深く暗く考えてしまうこともあるので、周りの人に相談してもいいと思います。相談できる人がいないという人は自治体やNPO法人、ファイナンシャルプランナーなど、シニアの相談を聞いてくれるサービスがありますので活用してもいいでしょう。

悩みはとてもプライベートなものですので、信頼のできる人物、機関なのかを見定めてから相談するようにしてくださいね。まずは自治体のサービスを利用してみることをおすすめします。悩みを解決するために、今日からできることがきっと見つかると信じています。

この記事を書いたライター

三浦 知子
三浦 知子

幸せってどういうことなのだろうと考えたときに、私は自分らしく、その人らしくいられることなのではないかと思います。

人生の終盤をどのように過ごすかは、人間にとってとても大切なことです。世間やほかの人の価値観ではなく、ご自身が今までに培ってきた考え方を生かして豊かに過ごしていただきたい。そのお手伝いができることを、とても嬉しく思います。