法事は何回忌まで?

2016/04/21

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「まったく困った困った」と友人から電話がかかってきました。「法事って何回忌までやるんだろう?」ご主人の祖母の十七回忌をどうすれば良いか、という相談です。義父が長男、夫も長男という関係で、知らぬ顔はできない、むしろ積極的に関わらなければいけないような成り行きだ、と。

それは、お義父さん、お義母さんが決めることでは?と思ったのですが、養父・義母ともに60歳代後半で体調があまり良くないらしく、とくに義母は乗り気ではない、とのこと。義両親は故郷を離れており、お寺とお墓は自宅から飛行機の距離がある、そうです。

一方、義父は弟、妹たちから「十七回忌は当然するんでしょうね」とけっこう突き上げられているようだ。もし法事を執り行うなら、必然的に嫁の自分は義理両親のサポートをしなければならないので義母から相談を受けた、とのこと。故人と同居していたか別居していたかでは温度差があるようで、正直あまり関わり合いになりたくないんだけど…と。ちなみにご主人は彼女に丸投げでまったく頼りにならない、とぶんすか怒っていました。

 

一般的に法事はいつまで?

「実家の母に聞くと、うちは十三回忌までだったと言うの。十七回忌はやらなくていいんじゃないって軽く言われて」あまり参考にならなさそうなので、ふつうはどうするのか、と尋ねられました。

一般的に、一三回忌の後は十七回忌、二三回忌、二十七回忌とあってそれらは省略することもあります。そして、三三回忌で「弔い明け」といって終わりになります。なぜ、三三回忌が節目になるかというと、仏教では、死者は33年目にどんな人でも無罪になって極楽浄土に行くと言われるからだそうです。

ということで、体調が思わしくなければ長距離の移動が大変だし、一七回忌は省略できるという理由で、割愛…ということでもいいのでないかと答えると、参考にする、と言って彼女は電話を置きました。

その後、どうなったか尋ねると、「一七回忌はやることになった」そうです。体調が思わしくないからこそ、逆に養父は故郷に帰ってやらなければいけないと思ったらしい、と。そう決まったなら自分の口を出すことではないし、色々法事のことを勉強する良い機会だから付き添ってサポートすることに決めたそうです。正直、親戚づきあいは面倒くさいのだけど…と苦笑いをしていました。

「あ、でも地域によっては五十回忌までやるところがあるらしいよ」と言うと、

もうそうなると故人を知っている人なんてほとんどいなくなるんじゃないかな、そうなったらどうするんだろうね、と言って彼女は電話を切りました。

この記事を書いたライター

本間 純子
本間 純子

「色々なことがあったけれど、悪くない人生だった」と要介護の父、持病がある母に思ってもらえれば。そう願って、時には激烈なケンカをしながら一緒に暮らしています。
老いや病気はきれいごとでは済まないこともありますよね。それでも前に進んでいかなければなりません。人生の先輩方や支える家族の方々が、できるだけ元気で楽に暮らせるような情報をお伝えできればと思います。
どうぞよろしくお願いします。