老人ホームとの上手な距離の取り方

2016/05/13

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「仕事が忙しくて、とても施設にお世話しに行ったり出来ない…」

夫婦共に忙しく、入居した家族の世話など手が回らない方もおられるでしょう。しかし、任せきりなのもどうか…と悩む場合もあると思います。

老人ホームのスタッフや他の入居者達との間に広がる“距離”。

距離感をはかるのは難しいですが、たまに面会に行けた時だけでも丁寧に挨拶をするなど、社会人としてのルールを守っておけば、軋轢が生じることは少ないです。

 

面会時、お土産は必須?

「面会の時、スタッフさんにお菓子とか持って行かないといけないの?」…施設に慣れてない方から聞かれますが、差し入れは“絶対”ではありません。本当は「差し入れは不要」とされています。

差し入れをすれば勿論喜ばれると思いますが、こういった気遣いは“必然”では無いので安心して下さい。感謝の気持ちを表すために差入れするのは良いとは思いますが、あくまで経済的に無理のない範囲ですれば十分です。

 

お世話付きの施設を選んでおくのも大切

「なるべく施設にお任して、自分は出来ることだけお手伝い」…こういったスタンスの方が多数でしょう。しかし、老人ホームというものは、ホームの種類によって「サポート出来る範囲」が決まっています。

「とにかく自分は時間が無い。だから母の世話は施設に全部任せたい」という場合は介護付き有料老人ホームを選ぶ他ありません。特に高級系なら、入居時の頭金や月額利用料が高い分、介護サービス代が料金に含まれていますので、介護や看護が手厚いのが特徴。細やかなお世話をしてもらえますので、世話をしに行く必要が無いのがメリットです。

 

面会に行けないほど遠距離の場合は?

老人ホームは都心ほど料金が高く、中心地から離れるにつれて安くなっていきますので、経済的な理由で遠方の施設に入居させざるを得ない家庭もあると思います。

遠方に入居した場合、お世話どころか面会にも中々行けません。入居する方の介護度が高い場合は、やはり日常のお世話をしてもらえる介護付き有料老人ホームを選んでおくべきです。

無理強いに近いお願いを施設側にし続けると、やはり相互間に溝が生まれます。スタッフと上手くやって行くためにも

「介護が必要な場合は介護付きの老人ホームを選んでおく」

「サポート範囲以上のことを要求しない」

この二つが重要です。

また、面会に全く行けない場合は、たまに電話で様子を聞き、その時しっかりと御礼を伝えることも大切だと思います。

入居した方が周りの皆様と一緒に気持ちよく過ごせるよう、家族も気持ちをゆったり持つことをお薦めしたいです。

 

この記事を書いたライター

宮崎鈴子
宮崎鈴子

終活についてお話すると「生前準備なんて!」と言う方もおられますが、いざという時に「部屋には見られなくない私物が沢山。自分の葬儀やお墓がどうなるか分からない…」という状態では安心して最期を迎えられません。

私達は「いつ死ぬか」を選べません。ほとんどの人が死に際も選べません。でも「老後をどのように生きるか?」は選べるのです。

記事を通して「後悔しないライフエンディング」の為に、お力になれたら幸いです。