死亡に伴う行政手続き一覧

2016/08/20

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本稿では死亡に伴う行政手続きの一覧について、簡単に説明していきます。

親しいひとが亡くなったとき、冷静な判断を下すことはとても難しいことです。常日頃からこれらの諸手続きについての知識を蓄え、まさかの時にも行動できるよう、しっかり準備をしておくことが必要でしょう。

 

死亡に伴う行政手続き一覧

死亡に伴う行政手続きには、以下の3つのものがあげられます。

・「死亡診断書」の取得
・「死亡届」の提出
・「火葬許可証」の受理

この3つのステップを行うことで、故人の死を行政に知らせ、火葬・埋葬することが可能になります。これらの手続きをしっかりと行わない場合は、遺体遺棄、遺体損壊として罰せられることもあり得ますので、注意が必要です。

また、この3つの手続きはあくまで最低限の行政手続きである点にも注意が必要でしょう。葬儀手続き、相続手続き、公共料金の差し止めなどについては本稿では解説しません。あくまで死亡に伴い最低限必要な行政手続きのみにとどめています。その点、ご注意いただければと思います。

 

死亡診断書

死亡診断書とは、故人は確かに死亡していること、またその死に不審な点がないことを担当の医師が確認し、死亡事由や死因、亡くなった日時などを記入する書類です。

これは診断書の一種ですので、役所などで取得するのではなく、医師に発行してもらうものになります。

ちなみに高齢や持病などでかかりつけ医が頻繁に診察していた場合、最後の診察から24時間以内であれば、死後の検死がなくとも死亡診断書を申請できます。ですので、必ずしも警察に連絡する必要はなく、時期によってはかかりつけ医に連絡するのが正しい方法でしょう。

もちろん、予期できた病死や老衰ではなく、死因になにか不審な点がある場合は警察に連絡しなければなりません。その場合ですと、警察医による検死が改めて行われます。

といってもそれはめったにない話。とりあえずは

「死亡診断書とは患者の死亡時に医師の書く診断書」

とだけ覚えておきましょう。

 

死亡届

死亡診断書の次に必要になるのが、この「死亡届」です。

これは役所に対し、故人が死亡したことを報告するための書類になります。日本ではこの死亡届と引き換えに、火葬許可証が交付されます。

届け出可能な役所は

・死亡者の本籍地
・死亡者の死亡地
・届出人の現住所地

に該当する市町村役場です。
故人の家の近くの市役所や町役場などが該当すると思います。

ちなみにこの死亡届、通常は上の「死亡診断書」にくっついて1枚の用紙になっていますので、提出するには必然的に死亡診断書を医師から受理する必要があります。

死亡診断書をもらった後で、死亡届の手続きに取り掛かりましょう。

「死亡届」には以下のような項目を記入しなければなりません。

・死亡者の氏名・性別・生年月日
・死亡時刻と死亡場所
・死亡者の住所と本籍
・死亡者の配偶者の有無など
・死亡者の属する世帯の主な仕事
・届出人の住所と本籍
・届出人の氏名(署名)・生年月日
・予定している火葬(もしくは埋葬)の場所 
・続柄、電話番号など

「本籍地」や「生年月日」など、曖昧なことも多々あるかと思います。これらの項目はあらかじめ確認しておきましょう。

ひとつ、注意すべきなのは

・予定している火葬(もしくは埋葬)の場所 

を死亡届にあらかじめ記入しなければならないという点があります。

つまり火葬・葬儀の計画がなければ死亡届は提出できないということです。死亡届の不受理から改めて葬儀の手続きをして…となると二度手間になってしまいます。あらかじめ早めに葬儀の手続きは済ませておきましょう。

ちなみに死亡届は、原則として「死亡を知った日から7日位内」提出する必要があります。早め早めの提出を心がけると良いでしょう。

【火葬許可証】

火葬許可証とは、文字通り火葬を行政が許可するための許可証です。土葬の場合は「埋葬許可証」という書類が発行されます。

この書類は火葬を行う上で、絶対に必要なものですので必ず取得しましょう。許可を得ない火葬は遺体遺棄・遺体損壊として罰せられる可能性もあります。

火葬許可証は、死亡届の提出時に発行されます。死亡届には

・予定している火葬(もしくは埋葬)の場所 

を記入しなければなりませんでしたね。それは、この火葬許可証を発行するためなのです。

多くの場合、火葬許可証の交付と同時に火葬場の申請を行うようです。行政手続きだけで完結させることも可能ですが、手間を考えれば葬儀・火葬の申請と平行して進めることが賢明でしょう。このあたりは依頼する葬儀社と相談しつつ進めるのが適切かと思われます。

この記事を書いたライター

小山 晃弘
小山 晃弘

ブロガー、フリーライター。
セラヴィ」「リクナビNEXTジャーナル」「ASREAD」など、さまざまな商業Webメディアで活動中。
ライブドアブログ OF THE YEAR 2015受賞

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