やってみよう「生前整理」 遺される家族のために 自分の心の余裕のために

2017/01/13

生前整理について考えたことはありますか? 

生前整理とは、元気なうちに自分の荷物をある程度整理しておくことです。
本稿では、生前整理をする理由、そして生前整理でできることについてご紹介します。

 

生前整理をする理由

生前整理をする理由は、「遺された家族に余計な苦労をかけないようにするため」です。

例えば、誰かが亡くなったときのことを考えてみましょう。
遺された家族は、大きなショックと深い悲しみの中で、葬儀を執り行います。遺された家族にとっては、身体的にも精神的にもかなり大きな負担がかかることは想像に難くありません。

そういった状況でも、遺されたひとは、遺品整理や相続の問題についても向き合わなければなりません。

遺品は、故人の思い出が詰まった大切なものです。
しかしながら、あまりにも大量の物品があったり、捨ててもいいのかどうか遺族が悩むようなものであったりすると、遺品整理そのものが大きな負担になる場合があります。

また、相続についても同様です。
せっかく大切なひとたちのために残した財産です。遺産の相続で揉め事が起こるのはもはや仕方のないことかもしれませんが、それでも無用な争いはできるだけ避けておきたいですよね。

遺されたひとたちにそのような思いをさせないために、生前整理をしておくことはとても有効です。

 

生前整理でできること

それでは、生前整理では具体的に何をすればいいのでしょうか。
生前整理でできることは、実はたくさんあります。
以下は、その一部です。

・私物の取捨選択
・遺言書やエンディングノートの作成
・預金通帳、保険などの書類をまとめておくこと

それぞれの事項について説明していきましょう。

・私物の取捨選択

「私物」とは言っても、本当にたくさんのものがあります。
服や食器などの日用品、写真やアルバムなどの思い出の品、本や切手などの趣味で集めたもの……あげていけばキリがありません。
生前整理では、これらを
・「これは残しておきたい」というもの
・無くても特に困らないもの
に分別していくことが重要になってきます。

しかし、これらの分別が一番難しいところですよね。

自分一人だけでは悩んでしまう時は、家族や親しい人に相談しながら、何を残すべきか、何を捨てるべきかを決めていきましょう。

また、遺品整理業者を利用することも良いかもしれません。遺品整理業者の中には、生前整理についても取り扱っているところも存在します。

・遺言書やエンディングノートの作成

遺言書を作成したり、エンディングノートを作ったりして、自分の意思を残しておくことも生前整理の一つです。

遺言書やエンディングノートの作成は、葬儀の希望や相続の希望について考える良い機会になります。これは大切なひとへ気持ちをしっかり伝えられる手段でもあります。

もちろん、遺族にとってもメリットがあります。
遺言書やエンディングノートがあれば、葬儀前後の時期に余計な揉め事が起こりにくくなるでしょう。
またそれ以上に、本人の意思を尊重した方法で様々な手続きができることは、遺族にとっては心の安らぎになるのではないでしょうか。

「いきなり遺言書はハードルが高い」と感じる方は、まずエンディングノートの作成から始めてみましょう。 エンディングノートは書店などで買うことができます。お気に入りの一冊を選んで、自分の気持ちを残してみませんか。

・預金通帳、保険などの書類をまとめておくこと

死後の手続きにおいて、意外と厄介なのが預金通帳や保険に関するものです。

通帳やキャッシュカード、印鑑などは、できるだけ一つにまとめて保管しておきましょう。
金庫があればその中に入れておくことが望ましいです。ただ、生活にも必要な大切なものですので、保管場所は慎重に選びましょう。

保険などの書類も、できれば一つにまとめておくことが望ましいです。書類を整理することは、自分がどのような保険に入っていたか、どのくらいのお金が動いているかを確認しておく機会にもなりますので、ぜひ挑戦してみてください。

 

前向きに生前整理してみませんか
生前整理についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。

遺されたひとに余計な負担をかけなくない……そう思うと、モヤモヤした気持ちになる方もいらっしゃるでしょう。「立つ鳥跡を濁さず」という諺が思い浮かんでしまうかもしれません。

そのような方は、生前整理をすることによって、すっきりと人生を終える準備ができ、心の余裕も生まれると思います。

「自分が死んだ後のことを考える」となると、なんだか後ろ向きなことのようにも思えます。ですが、生前整理を行うことで、厳選された大切なものたちだけに囲まれた人生を送ることができるとも言えます。

「終活」の一環として、前向きに生前整理に取り組んでみませんか。

この記事を書いたライター

小山 晃弘
小山 晃弘

ブロガー、フリーライター。
セラヴィ」「リクナビNEXTジャーナル」「ASREAD」など、さまざまな商業Webメディアで活動中。
ライブドアブログ OF THE YEAR 2015受賞

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