「自分らしさ」のつまった遺影を考える

2017/03/24

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「遺影」用意してますか?

ライフエンディングといえば、遺言やエンディングノート、葬儀の方法など様々なトピックがあります。その中でも、意外と多くの人が気にしているのが「遺影」ではないでしょうか。

経済産業省が2012年に行った調査によれば、「遺影写真を撮影しておくこと」に関して、「現在準備中である」「準備すべきと感じるが、準備していない」と答えた人の割合が、合わせて49.4%。また、「すでに準備している」と答えた人の割合は2.0%でした。
2012年の時点で既に、過半数の人が遺影を準備しているか、準備すべきと考えていたようです。
(参考:http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2012fy/E002295.pdf

それから5年経った現在、ライフエンディングへの関心がより高まっていることから、遺影について考えている方がかなり多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、本稿では最近の遺影事情についてご紹介したいと思います。

 

遺影、どうしよう

遺影といえば、皆様はどのようなものを想像しますか?

まずは、黒い額縁に黒いリボン。昔は白黒写真だった遺影も、カラー写真が普及してからは、カラーの遺影がすっかり主流になりましたね。
遺影においては、シンプルな背景、シンプルな服装(着物やスーツ)、表情は微笑み……といったものが多い印象があります。
 
生前に遺影を準備する場合、今までに撮った写真の中から、お気に入りの一枚を選んで指定しておくという方法ですと、わざわざ撮りに行かなくてもいいですし、簡単に済ませられます。
一方で、新しく遺影を撮りに行く人も少なくないようです。

 

最近の遺影事情

遺影はシンプルなものが多いですが、最近では遺影撮影用のサービスがあり、以前よりも遺影の自由度が上がっています。
 
例えば、こちらの写真館で行われているサービスがその最たるものではないでしょうか。
こちらのホームページのギャラリーを見ると、今までの遺影とは一風変わった、個性的な遺影用写真を見ることができます。

ポーズや服装、小道具、表情、背景にまでこだわって撮影する遺影。自分の好きなものや思い出のたくさん詰まった服で、自由な表情とポーズの遺影ができます。
遺影だからといって、かしこまった写真を撮らなくてもよい時代が、少しずつ訪れているようです。
今までの「遺影」のイメージにとらわれない、この世に一枚の遺影が撮れます。

さらに、額縁に関しても、さまざまなものを選べるようになってきました。

これまでは黒の額縁が主流だったように思います。ですが、現在は額縁のカラーバリエーションもかなり増えています。カラフルでありながら、パール調で格式高い額縁が多いようです。また、木目調でやさしい印象の額縁もあります。ご自身の雰囲気や好みに合った額縁で、遺影を飾れるということでしょうか。

遺影にかけるリボンにも変化が訪れています。
派手すぎない、しかし明るい色のリボンが、遺影用のリボンとして提案されている例も、少しずつではありますが増えてきているようです。花の形に折ったリボンなど、装飾性も高まっています。
 
遺影も時代とともに移り変わっているようです。


遺影は後世に残す「最後の一枚」

遺影を準備することは、過半数の人が意識しているようですが、遺影はこの世に残せる「最後の一枚」であることを意識できている方はどれほどいらっしゃるのでしょうか。
 
自分の亡き後も、遺族、そして子孫を未来永劫見守る「遺影」。後の世代にも受け継がれていく、この世に自分がいた証です。

だからこそ、元気なうちに思い切って、ご自身の趣味や魅力を存分に写した遺影を用意してみるのはいかがでしょうか。
大好きなスポーツの道具、こだわりの一品、勝負服などを用意して撮影してみましょう。自分らしさの詰まった写真を、好きな色の額縁に入れてみましょう。

そして、遺族も思わず「あの人は、こういう人でね……」と語り出したくなるような、そんな遺影を用意できたらと思うと、少しだけ誇らしい気持ちにもなりますよね。

遺影は、後世に残す「最後の一枚」です。
ライフエンディングについてお考えの方は是非、遺影のことも視野に入れて、納得のいく一枚を撮ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いたライター

小山 晃弘
小山 晃弘

ブロガー、フリーライター。
セラヴィ」「リクナビNEXTジャーナル」「ASREAD」など、さまざまな商業Webメディアで活動中。
ライブドアブログ OF THE YEAR 2015受賞

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