終活はどこからはじめればいいの?

2015/05/01

ライフエンディングステージを自ら創りだす活動として、広く浸透しつつある「終活」。テレビやラジオ、雑誌など、様々なメディアで取り上げられていることから、興味をお持ちの方も多いことでしょう。しかし実際には、「遺影をとっておく」「棺桶に入るなど葬儀を体験できるイベントがある」といった断片的な情報は知っているけれど、何から手を付けてよいかわからないという方がほとんどではないでしょうか。まずは、「終活」の意味と目的を見直し、やるべきことを整理していきましょう。

「終活」って、なんだろう?

終活はどこからはじめればいいの?(なくなるまでに自分でやっておきたいこと)人生をどう締めくくるかを考え、理想の終わり方のためにできることを生前にしておく。これが一般的に考えられている「終わりのための活動」、「終活」の定義です。では、なぜ終活をするのでしょうか。従来の常識では、葬儀やお墓などの準備や手配は遺された人の仕事でした。しかし、少子化に伴って死後を託す人が減り、従来の葬式やお墓の存在意義そのものが揺らぎつつあります。終活を開始するケースの1つは、こうした現実的な問題に直面して、遺された家族に迷惑をかけまいという意志によるものでしょう。また、「終わり方」をこれまでの自分の生き方の延長にあるものとして前向きにとらえる風潮が広まり、最期まで自分らしくありたいと考えて終活に乗り出す人もいます。いずれにせよ、「終わり」は誰にも等しく訪れるものであり、それにまつわる心配事や不安も誰もが必ず一度は抱えるものであることは間違いありません。心配事を自分の手で先に片付けておけば人生に余裕が生まれ、豊かな余生を過ごすことにつながります。「どう終わるか」は、「どう生きるか」の同義語であると考えて、終活のポイントを探っていきましょう。

「終活」ですべきことってなに?

「エンディングノート」という言葉を聞いたことがありますか?終活を開始するにあたってまずなすべきことは、自分の理想とする終わり方を「考え」、「記し」、「伝える」ことです。遺言と違って形式が決められていないエンディングノートは、自分の思いを整理するのに最適。あなたがこれから何をなすべきかを明確にし、遺された人がノートを見てあなたの思いを確認できれば良いのですから、堅苦しく考える必要はありません。自分が理想とする葬儀のかたち、葬儀に誰を呼んでほしいのかというリスト、お墓に刻んでほしい言葉、財産分与の方法など、思いつくままに書いていきましょう。市販のものや無料でダウンロードできるものを利用しても良いですね。

さて、やるべきこと、やりたいことがはっきりしたら、順番に行動に移していきましょう。まずやっておきたいのは、身の回りのものの仕分けです。特にお金に関するもの、証券や通帳、不動産関連の書類などは、誰でもすぐわかるようにまとめておきたいものです。相続の際、遺族が困らないためにはどうすべきかを考えると、思いやりある整理ができそうですね。

続いて、実際に葬儀社に相談をしたり、霊園の見学に行ったりしながら、葬儀の形式やお墓の場所・形を決めていきます。生前予約が当たり前になりつつある現代では、元気なうちに葬儀について話をしたり、自分の眠る場所を決めたりするのはごく自然なこと。納得がいくまで話を聞き、色々と足を運んでみるのが良いでしょう。葬儀社や霊園に行くその前に、セラヴィ相談カウンター(0120-969-751)でご相談をされるとスムーズでしょう。

あわせて、遺影の写真も決めておきたいところです。遺影写真は準備期間が短いことから、故人の思い出とかけ離れたものが飾られていることも少なくありません。エンディングノートに、遺影の写真はこれを使ってほしい、という希望を書いておくのがお勧めです。葬儀に来てくれた人が祭壇を見上げたとき、あなたらしいな、と思ってくれる場面を想像しながら写真を選ぶ過程は、ちょっとしたいたずらを仕掛けるような楽しさがあるはず。後悔のない、遺された人に愛が伝わる締めくくりを目指して、できることから始めていきましょう。